最近はドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニなどにもAEDを設置している施設が増えてきています。
身近なコンビニにAEDがあることにより、それだけ 素早く救命措置を行う可能性が高くなります。
近くのコンビニにAEDが設置されているかどうか下のリンクを参考にしてみてください。 ※自治体によっては全てのコンビニにAEDが設置されているわけではありませんまた、下の表にないAED設置コンビニをご存知でしたら教えてください。
最近はドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニなどにもAEDを設置している施設が増えてきています。
身近なコンビニにAEDがあることにより、それだけ 素早く救命措置を行う可能性が高くなります。
近くのコンビニにAEDが設置されているかどうか下のリンクを参考にしてみてください。 ※自治体によっては全てのコンビニにAEDが設置されているわけではありませんまた、下の表にないAED設置コンビニをご存知でしたら教えてください。
AEDは7社のメーカーがあり、10種類以上のAEDが流通しています。
この診断ではお名前を入力するだけであなたがAEDの中で、どのAEDかを診断します。
ぜひ何度も試してAEDの種類を知ってください。
世の中にはナニコレと驚いたり、思わず笑ってしまうような珍百景が存在します。
AEDは設置すればよいというものではなく、入口付近、普段から目に入る場所、多くの人が通る場所などすぐ使える場所に設置する必要があります。
しかし、思わずナニコレと思ってしまうAED設置も中にはあります。
今回は笑えないAEDナニコレ珍百景をご紹介していきます。
AEDがどこにあるかわかりますか?
AEDはなんと人間型ロボットの後ろにあります
人の感情を読み取って会話する人型ロボットがお出迎えしてくれるお店がありますが、AEDの前にいるといざというときに使えずに困ってしまいます。
こちらはある施設の玄関脇に置いてあるAEDですが、AEDの前に傘立てがあり、取り出すときにはたくさんの傘に行く手を阻まれてしまいます。
あまり知られていませんが、銀行にはAEDが設置されていることが多いです。
しかし、営業時間内なのにのぼりに隠されていてはいざというときに使用できません。
コンビニ内にあるAEDですが、AEDがどこにあるかわかるでしょうか?
AEDの周りにはたくさんの商品や段ボールが積んでありAEDを取り出すのに一苦労しそうです。
こちらもコンビニに設置してあるAEDですが、実は業務用電子レンジの上に置いてあります。
AEDは生命を救う機会のはずが生命に危険を及ぼしてしまいます。
最後は、海外のAEDですが、ごみ箱に囲まれていてどのようなシチュエーションなんでしょうか?
AEDは設置すればよいというものではなく、いざというときにすぐ使用できる場用に置いてなければ意味がありません。
また、AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。
今回はせっかくAEDを設置した設置者に、適した場所に設置していただきたいという願いを込め記事を書きました。
AED設置場所に関してはこちらの記事もご覧ください。
2004年7月、AEDの市民による使用が解禁されて以降、現在では約62万台のAEDが設置してあると推定されており、日本は世界でも有数のAED保有国と言われています。
しかし、15年以上たった現在でもAEDには整備問題、実際の使用法の啓発不足など様々な課題が存在します。
AEDの普及ばかりクローズアップされがちですが、AEDの普及以外にもAEDの課題は山積みされていると言えます。
その中でも、
AEDが近くになかった、
AEDはあったけど使い方がわからない・使うのが怖い、
AEDを使ったのに救命できなかった
この3つの課題は知識を得ることでなくしていくことができます。
そこで今回は、このAED3つの課題を紹介していきます。
AEDの普及が広がっていますが、場所によってはまだまだAEDが近くにないということも考えられます。
この課題を解決するポイントは、AEDがどこにあるのか、AEDが近くにない場合はどうしたら良いのかを知ることです。
AEDには適正配置に関するガイドラインというものが設けられており、以下のような場所に設置することが推奨されています。
1.駅・空港・長距離バスターミナル・高速道路サービスエリア・道の駅
引用 AEDの適正配置に関するガイドライン
2. 旅客機、長距離列車・長距離旅客船等の長距離輸送機関
3. スポーツジムおよびスポーツ関連施設
4. デパート・スーパーマーケット・飲食店などを含む大規模な商業施設
5. 多数集客施設
6. 市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設
7. 交番、消防署等の人口密集地域にある公共施設
8. 高齢者のための介護・福祉施設
9. 学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
10. 会社、工場、作業場
11. 遊興施設
12. 大規模なホテル・ コンベンションセンター
13. その他
13-1 一次救命処置の効果的実施が求められるサービス
13-2 島しょ部および山間部などの遠隔地・過疎地、山岳地域など、救急隊や医療の提供までに時聞を要する場所)
AEDがどこにあるかに関してはこちらの記事もご覧ください。
しかし、病院外心停止の 7 割以上が住宅で発生しています。
心停止から3分を超えれば心臓が完全に停止する確率が高くなり、AEDが使用できなくなる可能性が高まります。
自宅から3分以内に上記の場所からAEDをとりに行ける人がどの位いるでしょうか?
では、AEDが近くにない場合はどうしたら良いのでしょうか?
例えば、周りに協力者がいない状態でAEDが近くにあることがわかっていれば、いったん傷病者のもとを離れてでもAEDを自分で取りに行きます。
しかし、AEDがどこにあるかわからないときはAEDを探すために時間を費やさないようにします。
傷病者の反応がないことを確認したら、ただちに119番通報をして、心肺蘇生を続けながら救急隊の到着を待ちましょう。
AED課題の2つ目は、AEDがあったにも関わらず使われなかったということです。
これは主にAEDの使い方がわからなかったり、AEDを実際に使用するのが怖いという気持ちからくるものがほとんどですが、AEDを使うことが不安だというのは当たり前のことです。
この課題を解決するためのポイントは、AEDを使用する流れを講習会などで体験することです。
AEDの講習会では、AEDの使い方だけでなく、倒れている人を発見したときどうすると良いのかを学ぶことができます。
また、講習会に行くことで
AEDはどのように使えばよいのか?
AEDを使ってよい人と使ってはいけない人はいるのか?
女性への使用はどうしたらよいのか?
失敗したら訴えられるのではないか?
等といった不安や疑問も消防士や日本赤十字社の職員など講習会の講師に聞くことができるというメリットがありますし、正しい知識の習得、講習を受けた体験は自信につながります。
講習会に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
3つ目の課題はAEDを使ったのに救命できないケースがあるということです。
この課題を解決するポイントは、反応・呼吸がない人にはまず胸骨圧迫を行うということです。
AEDは心室細動、無脈性の心室頻拍といわれる、2つの心臓が痙攣しているタイプの心停止に電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
心臓が痙攣していると血液を送り出せません。
このような時に、正常な心拍を取り戻すために、電気で一瞬心臓を止める機械がAEDです。
しかし、その後止まった心臓が正常に動き出すことはまずありません。
正常な動きを心臓に取り戻すのに必要なのが、胸骨圧迫です。
また、心室細動ではない、あるいはすでに心臓が完全に止まっている状態に対してAEDは有効ではありません。
この場合でも胸骨圧迫を行うことが重要となります。
胸骨圧迫に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
2004年(平成16)年7月、厚生労働省通知により、一般市民にも AED の使用が可能となって多くの施設にAED が設置されるようになりましたが、AEDをいかに有効に使用できるかという次の課題に直面しています。
今回挙げた課題はほんの一部です。
AEDの課題はまだまだ多くありますが、AEDを少しでも知ることが課題解決の一歩となります。
当サイトではAEDに関することなど紹介していきますので参考にしていただければ幸いです。
AEDとは、電気ショックによる処置を必要とする心臓の異常なリズムを検知し、電気ショックを与えて、心臓が本来持っているリズムに回復させるための機械です。
もし、そのAEDから「電気ショックは不要です」というアナウンスが聞こえてきたらどう考えますか?
実は電気ショックは不要=安心・大丈夫ではありません。
では、AEDはどんなときにショックが必要なのでしょうか?
また、電気ショックが不要と言われたらどうしたらよいのでしょうか?
突然心停止は心臓がけいれんし、小刻みに震える心室細動によって起きることが多く、この状態では心臓は全身に血液を送り出すポンプの役目を果たすことができません。
そして、小刻みに震えている心臓に、心臓マッサージを行っても、心臓は正常なリズムには戻ってくれません。
そこで役立つのがAEDです。
AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略語です。
除細動つまり、心臓の細かい動きを取り除く=電気ショックで心臓を止める、「自動」=(人の代わりに)自動で判断して「体外式」=体の外側から「除細動器」=心臓のけいれん(細動)を取り除く機械がAEDです。
AEDは心臓が正常な状態や、逆に完全に心臓の動きが止まっている場合は適応外と判断し、「電気ショックは不要です」と音声ガイダンスで案内します。
他にも無脈性電気活動(PEA)と呼ばれる状態でも電気ショックは不要と判断されます。
AEDが停まった心臓を動かすための機械ではないということはお判りいただけたと思いますが、AEDは倒れている人が心肺停止かどうかを判断することもできません。
AEDが解析しているのは、心電図で、電気ショック(除細動)が必要な心停止か、それとも電気ショックが無効な心停止かを判断しているに過ぎません。
そのためAEDを使うときには2つの条件が必要となります。
AEDを使う条件は意識がないこと、普段通りの呼吸をしていないことの2つです。
倒れている人がいたら、まずAEDを使おうと考えている方がいるかもしれませんが、まずは倒れている人の反応を確認すること、普段通りの呼吸をしているか確認することが重要です。
AEDは、心肺停止の人に対して装着するように設計されている機械であるため、明らかに意識がある人、呼吸をしている人などには使用してはいけません。
意識がない場合・普段通りの呼吸をしていない場合は、AEDを使用できるようになりますが、AEDによる電気ショックは心臓のけいれんを取り除く効果しかありません。
AEDの電気ショックに成功しても、その直後から心臓が正常な動きになることはほとんどありません。
90%のケースで心電図が横線一本で表されている心静止か電気活動はあるが心臓からの血液の拍出はない無脈性電気活動になるといわれています。
AEDを使用した後も、血液を循環させるポンプの役割が出来ていないため、胸骨圧迫を行い脳に酸素を供給し続ける必要があります。
また、胸骨圧迫は脳のダメージを防止するだけでなく、電気ショックの効果を高めるためにも必要なものです。
つまり、 電気ショックは不要ですの状態にも、電気ショック使用後すぐの状態にも胸骨圧迫が不可欠ということです。
いかがでしたでしょうか?
まとめると、AEDは 停まった心臓を動かすための機械ではなく、心停止かどうかを判断する機械でもない ため、まずは反応の確認と呼吸の確認が必要でどちらもなければ胸骨圧迫を行いましょう。
胸骨圧迫をしても反応がなければAEDを使いましょう。
また、電気ショックは不要ですと言われても、胸骨圧迫と人工呼吸を続けながら、
救急隊が到着するまで実施しましょう。
AEDの流れに関してはこちらの記事もご覧ください。
このAEDは 旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus です。
このAEDは世界初の胸骨圧迫ヘルプ機能や一体型のAEDパッドなど特徴的なものが多いので、最初は戸惑ってしまうかもしれませんね。
今回は、この 旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus の使い方を詳しく解説していきましょう。
現在日本国内では日本光電、フィリップス、オムロン、旭化成ゾールメディカル、日本ストライカー、CU、日本ライフラインという7社のAEDメーカーがあります。
AEDは2004年7月から医療従事者でなくても使用する事ができるようになりましたが、2004年当時AEDを販売していたのは、日本光電、フィリップス、ストライカー(2004年当時の名称はメドトロニック)の3社のみでした。
そのため、官公庁や駅、学校などにはこの3社のAEDが置かれていることが多く、多くのシェアを占めています。
しかし、今では保育園や高齢者施設、福祉施設や銀行など金融機関でもAEDの導入が進められており、旭化成ゾールメディカル のAEDも多く設置されるようになっています。
画像 | ![]() |
機種名 | ZOLL AED Plus |
外観の色 | 深緑(ケース) 黄緑(本体) |
本体サイズ | 29.2×24.1×13.3cm |
重量 | 約3.1kg |
電源 | 電源ボタンを押す |
音声 | 男性 |
パッド | パッドは左右に分かれておらず一体型になっている。 |
ガイド | 胸骨圧迫ヘルプ機能によりしっかり押せているか評価してくれる。耳マーク |
小児パッド | 小児パッドを付け替える |
バイリンガル機能 | × |
胸骨圧迫リズム音 | 〇 メトロノーム音が流れる |
導入事例 | 横浜銀行、ファミリーマート羽咋千里浜、スター交通、都市貨物輸送、神姫観光 等 |
AEDの使い方は3ステップと簡単です。
音声ガイドに従って操作しましょう
まずはAEDカバーを開け、電源ボタンを押してください。
開けたAEDカバーはそのまま気道確保に使うことが出来ます。
AEDには他に、電源スイッチを右方向へスライドさせるとカートリッジカバーが開き、スイッチが入るタイプ の2タイプのAEDがあります。
電極パッドのイラストと同様の位置へ貼ります。
電極パッドを貼る際には、肌と電極パッドの間に隙間を作らないようにして、素肌に直接貼ります。
電極パッドを貼るとAEDが心電図を調べ、電気ショックが必要かを自動的に判断してくれます。
電気ショックの指示があった場合は、周囲にいる人に離れるように指示した後、ショックボタンを押します。
AEDカバーは傷病者の背中に入れることによって気道確保に使用できます。
電源ボタンを押すと電源が入ります。
起動するとスピーカーから音声ガイドが流れます。
以降は音声とサークルアイコン、ディスプレイに従って操作してください。
AED Plusは、一体型の成人用除細動パッドで、より簡単な装着が可能です。
胸骨の下半分に赤い十字の加速度センサーが来るように置きます。
加速度センサーを抑えながらタブを引っ張り、
加速度センサーを手で押さえながらタブを引っ張り電極パッドから保護紙をはがします。
電極パッドを貼りつけが完了すると電気ショックが必要かどうかAEDが判断してくれます。
音声ガイドに加えて、パッドを貼る位置を示してくれたり、サークルアイコンを見ることで次に何をしたらよいのかわかりやすく示してくれます。
電気ショックの指示があった場合は、周囲にいる人に離れるように指示した後、ショックボタンを押します。
小児用電極パッドに付け替えることによって、電気ショックのエネルギー量を調整します。
小児パッドがないときは加速度センサー部から下側の電極パッドをミシン目に沿って切り離し背中に貼ったり体格に合わせた対応をとることが出来ます。
メーカーによっては アイコンの小児モードを長押しする ものもあります。
小学生以上なら成人用を使用します。
旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus の音声案内を確認しながら流れを見てみましょう。
出典 製品の特長|AEDなら旭化成ゾールメディカル (ak-zoll.com)
※胸骨圧迫が弱いともっと強く押してくださいという指示が出ます。
2分後、AEDが心電図を解析します。
音声指示とAEDのディスプレイに支持が出ますので、以後は音声指示に従い繰り返します。
今回は日本国内7社のAEDメーカーから、 旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus をご紹介しました。
初見の場合は少しびっくりしてしまうかもしれませんが、旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus は使い方に慣れさえすれば一体型の成人用除細動パッドや本体正面にサークルアイコンなどとても使いやすいAEDです。
旭化成ゾールメディカル ZOLL AED Plus 以外にもAEDはあります。
いざというときにすぐ対応できるよういろいろなAEDを見ておくとよいでしょう。
下記の記事で他のAEDを紹介していますのでご覧ください。
写真は湿布ですが、本物のAEDパッドは湿布よりもさらに粘着成分層が厚く重量感がありますから、手に取るとこのようにたわみます。
焦ってる中、服の隙間からパッドを貼ろうとしても、シートが折れ曲がって粘着面同士がくっついてしまったり、服に貼り付いてうまく伸ばせなかったりする危険性があります。
もし適切に貼れなければ、練習パッドと違い、粘着度もかなり強力なため剥がすのが困難なうえ、パッドが使えなくなってしまったら予備パッドと交換する時間もとられてしまいます。
そのため、確実なやり方としてはやはり服ははだけるかハサミなどで切り確実に貼付部を露出させて貼るのが確実で早い方法になります。
お風呂やプールなど床がある程度、濡れていてもAEDを使用することはできますが、水たまりのように水が溜まっているところでは使用できませんし、左の脇腹に貼るAEDの電極パッドが濡れている床に触れないようにしましょう。
また、体表面が濡れている状態で電極パッドを貼り電気ショックを行うと、心臓に十分な電流が届かない危険性があるため、電極パッドを貼る部分とその周辺の水分はタオルなどで拭きとってから電極パッドを貼ってください。
金属には電気が流れやすく、やけどの危険があるため、ボディピアスなどの上にパッドは貼らないようにしましょう。
ボディピアスなどの上に直接パッドを貼ってピアスをはさみこまない限り、大きなやけどを負うこともないそうですが、AED作動時にやけどを負ってしまったという例もありますので、ボディピアスであっても外せるものは外した上で使いましょう。
電気ショックに使用される電圧は1,200〜2,000V程度、電流は30〜50A程度と、非常に強い電気で電気が流れる時間は数ミリ~十数ミリ秒程度です。
AEDのエネルギー単位は「ジュール(J)」で表現されジュール(J)=電流(A)×電圧(V)×時間(秒)で求められますので、
ジュールだと150Jとなります。
150Jは、15.3キログラムの物体を1メートル持ち上げたり、50キログラムの物を30センチの高さから落とし、床に加えられたエネルギーに相当する、非常に強い電気が流れるため、 ショックを行うと 倒れている人の身体が5〜10センチ浮くほどの衝撃があります。
ただ、AEDは電極パッドを素肌に貼り付け、心電図を解析した結果電気ショックが必要な時にだけ、電気を流せる仕組みになっているため、間違えて電気ショックのボタンを押してしまっても電気が流れる事はありません。
一度つけた AED は、救急隊員に引き継ぐまで外してはいけません。
しかし、救急隊到着後AEDはどうなるのでしょうか?
人が倒れてから救急隊に引き継ぐまでをわかりやすくまとめてくれている動画がありますのでご紹介します。この動画の6分過ぎに救急隊がAEDパッドを救急隊が持ってきたAEDにつなぎなおします。
出典 https://youtu.be/JnZ2AC6S8q8
消防機関における自動体外式除細動器(AED)の取扱いについてには
救急救命士は、心電図波形が確認できるAEDを使用し、傷病者の脈や呼吸
状態を必要に応じて確認するとともに、心電図の最終波形を確認した上で除細動を実施することが求められること消防機関における自動体外式除細動器(AED)の取扱いについて
とあります。
つまり、救急救命士は使用していたAEDの電極パッドを、救急隊が用意する心電図波形が確認できるAEDに付け替えて使うということになります。
AEDの使用後は次の使用に備えて、
救助データを保存する
使用した電極パッドを取り外すして、新品の電極パッドを接続する
バッテリ残量を確認する
などの必要がありますので、使用後はメーカーに問い合わせるとよいでしょう。
また、使用したAEDが交番や他施設から借りたものであれば、使用届の申請など適切な処置が必要になります。
今回ご紹介したもの以外にも、AEDには「使うには資格が必要」「AEDさえあれば止まっている心臓を動かすことができる」「AEDは妊婦さんには使えない」「AEDは心臓を動かしてくれる機械である」「AEDは心肺停止を判断する機械である」などといった誤解が多いのが事実です。
このような誤解が無くなるよう、AEDをいざ使うようなときに備えて、正しい知識をしっかりと確認しましょう。
AEDの使い方は基本的には同じですが、このAEDトレーナーはパッドをコネクターにつなげる必要があるなど違う部分もあります。
このAEDトレーナーを使っている講習会はとても多いので、AEDトレーナーと実際のAEDを比較しながらどこが違うのか詳しく解説していきましょう。
講習会でよく使われているAEDトレーナーはレールダル社のハートスタートAEDトレーナー2といい、現行の実機ハートスタートFRxの一つ前のハートスタートFR2の外観、操作および音声プロンプトにおいてシミュレートしているものです。
現行の実機ハートスタートFRxは良く見られるAEDのうちの一つです。
AEDトレーナーと実機を比較し、違うところを理解することで実機を使うことになっても慌てずに対応できるようにしていきましょう。
ハートスタートFRx+1画像
出典 https://www.philips.co.jp/healthcare/consumer/aed/products
ハートスタートAEDトレーナー2 | ハートスタートFRx+1 | |
ケース | ![]() | ![]() |
機体 | ![]() | ![]() |
電源 | ![]() | ![]() |
ショックボタン | ![]() | ![]() |
パッド | ![]() パッドはコネクターにつける必要あり | ![]() パッドは初めからコネクターに接続されている |
ガイド | 無し | ショック実行後、またはショック不要判断後に青のi-ボタンを押すと、心肺蘇生法のコーチング機能が起動し、音声ガイダンスが指示を出すとともに、胸骨圧迫と人工呼吸の適切な回数、速度、深さについて音声で合図してくれます。耳マーク |
小児パッド | 無し | 小児キーを使うことによって成人と小児を切り替えることができる |
胸骨圧迫リズム音 | 無し | 〇 ショック後から100回/分の動作音が開始 |
AEDの使い方は3ステップと簡単です。
音声ガイドに従って操作しましょう
出典 https://youtu.be/owfWLt6JvtE
フィリップスのAEDは電源ボタンを押すタイプですが、他にも、ふたを開けると電源が入るの2タイプのAEDがあります。
出典 https://youtu.be/owfWLt6JvtE
電極パッドを貼る際には、肌と電極パッドの間に隙間を作らないようにして、素肌に直接貼ります。
出典 https://youtu.be/owfWLt6JvtE
電極パッドを貼るとAEDが心電図を調べ、電気ショックが必要かを自動的に判断してくれます。
電気ショックの指示があった場合は、周囲にいる人に離れるように指示した後、ショックボタンを押します。
ふたを開くと左側に電極パッド・小児用電極パッド、救急セットなど
右側に電源ボタン、ショックボタンなどがあります。
ふたを開いたら緑色の電源ボタンを押します
電極パッドはあらかじめ本体に接続されており、グレーのケースから1枚づつ白のパッドをはがしてます。
電極パッドを貼る場所は、イラスト表示されています。
音声ガイドに加えて、パッドを貼る位置を示してくれたり、解析とショックの時には右下の離れてくださいのマークが点滅することで次に何をしたらよいのかわかりやすく示してくれます。
また、ショック実行後、またはショック不要判断後に青のi-ボタンを押すと、心肺蘇生法のコーチング機能が起動し、音声ガイダンスが指示を出すとともに、胸骨圧迫と人工呼吸の適切な回数、速度、深さについて音声で合図してくれます。
小児用電極パッドを使用することで、電気ショックのエネルギー量を調整します。
メーカーによって切り替えスイッチで成人・小児を切り替えるものもあります。
小学生以上なら成人用を使用します。
電気ショックの指示があった場合は、周囲にいる人に離れるように指示した後、ショックボタンを押します。
ハートスタートAEDトレーナー2とハートスタートFRx+1では音声ガイダンスも違うので、ハートスタートFRx+1の音声ガイダンスをご紹介いたします。
ハートスタートの特徴の一つとして、心肺蘇生法(CPR)を音声メッセージによってコーチング機能があり、突然の心停止が発生した方への救命処置をサポートします。
AEDはまた心電図を解析して、2分ごとに電気ショックが必要か否かを指示してくれます。
救急隊到着まで繰り返します。
以前、知り合いの体育館の前で人が倒れ、体育館スタッフが体育館のAEDを持って行ったのですが、パニックもあってか、講習とは違うといってAEDが使われずに倒れた方は亡くなってしまったということがありました。
自分がAED普及に努めるようになったきっかけの一つです。
せっかく講習会でAEDの取り扱いを学んだのだから、万が一の時に役立てて欲しいという思いでこの記事を書きました。
また、ハートスタートFRx+1以外にもAEDの種類があります。
下記の記事で紹介していますのでご覧ください。
出典 左上 (225) キュータとやってみよう!AED01(AEDの使い方) – YouTube
右上 消防士が教える!AEDの使い方【大和市消防本部】
左下 救急アニメ救え!ボジョレー!!ver.4第3話「AEDの使い方」
右下 宝塚ぼうさい劇場➂AEDの使い方
年間7万3千件以上、突然の心停止が発生しており、そのうち2万3千件以上が一般市民の目の前で起こっています。
院外心停止の救命率向上のカギを握っているのが、心肺蘇生法とAEDの普及です。
しかし、AEDは見たことあるけど難しそう‥と考えている方も多いのではないでしょうか?
実はAEDは電源を入れると音声で操作方法を案内してくれるので、誰でも簡単に使えます。
そして、消防署や自治体のHPには、AEDをわかりやすく説明してくれている動画が多数あります。
そこで今回はAEDの観点から見た消防署・自治体のHPを勝手にランキングづけてご紹介しています
それでは早速10位からの発表です。
10位 兵庫県宝塚市です。
動画は宝塚市消防本部より、宝塚ぼうさい劇場③AEDの使い方です。
おすすめポイント
宝塚市文化財団と宝塚市消防本部がコラボレーションの宝塚シリーズの第3弾です。
ぼうさい劇場というだけあって舞台で説明という珍しいスタイルをとっています。
9位は秋田県仙北市です。
仙北市はファミリーマートと提携を結び、AED設置推進に力を入れている地域の一つです。
おすすめポイント
仙北市では事務機器、光学機器などを製造するメーカーで日本光電者のAED販売メーカーでもあるリコーの動画でAEDの紹介をしています。
携帯電話での連絡はAEDから1メートル離れるようになど、販売メーカ―ならではの詳しい解説が特徴です。
8位は東京消防庁です。
動画はキュータとやってみよう!AED01(AEDの使い方)です。
おすすめポイント
東京消防庁のマスコットキャラクターであるキュータ君がAEDを使用します。
説明を挟まず、AEDの音声に従ってキュータ君がAEDを使用するのですが、動作が丁寧でとても分かりやすくなっています。
7位は大阪市消防局です。
大阪市は全国で初めて、パソコンやスマートフォンで応急手当講習を体験できるアプリケーションをボジョレーに学ぶ応急手当を開発しました。
この動画はボジョレーに学ぶ応急手当シリーズからAEDの使い方です。
おすすめポイント
かわいいキャラクター「ボジョレー」の声と動きに合わせて心肺蘇生やAED、応急手当の手順を進めていくので、大人から子どもまで楽しみながら学べます。
当サイトの応急手当を学びたいならコレ!消防署・自治体のHPランキング – (minna-guard.site)1位です。
6位は茨城県水戸市消防本部です
水戸市は市内全てのコンビニにAEDを設置するなどAEDの普及に力を入れていまる自治体の一つです。
おすすめポイント
ボタンを押して電源を入れるタイプ、蓋を開けて電源を入れるタイプの2タイプの説明をトレーニング機で説明してくれています。
AEDのパッドを貼る際の注意点を実際の男性にパッドを貼ることで説明しています。
5位は大阪府堺市です。
堺市の動画は元々はコロナ禍において講習会を開けない代わりに始めたという経緯があったそうです。
応急手当普及啓発シリーズの第6回でAEDを紹介してくれています。
おすすめポイント
応急手当普及啓発シリーズは難しい説明をはぶき、映像を見ればわかるように作られています。
AEDがテーマの第6回は道で人が倒れて、AEDを探し、救急隊到着までを面白おかしく応急手当を説明してくれています。
4位は大分県中津市 です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年消防フェアを開催中止し、代わりに救急のソニシお兄さんと中津市消防非公認キャラクターQちゃんが、わかりやすく応急手当をお教えてくれる動画を配信してくれています。
おすすめポイント
ソニシお兄さんがQちゃんの質問に答える形でAEDの使い方を一つ一つ丁寧に教えてくれているため、子どもと一緒に見て知識を深めることが出来ます。
第3位は滋賀県湖南広域消防局です。
湖南広域消防局では、誰でもできる応急手当シリーズとして他にもコロナ禍における心肺蘇生法や熱中症対策の動画を紹介してくれています。
おすすめポイント
湖南広域消防局では、AEDの説明を場所や種類など一つ一つ紹介してから最後に1連の流れを見ることで授業などでも有効活用することが出来ます。
また、パッドを貼るときの目隠しの方法なども説明してくれています。
第2位は奈良県広域消防組合消防本部です。
奈良県広域消防組合消防本部の救急戦隊タスケルンジャーに学ぶは当サイトの新型コロナウイルス感染対応心肺蘇生法を学びたいならコレ!消防署・自治体のHPランキング – (minna-guard.site)の1位でした。
おすすめポイント
ミルクボーイ風の漫才からスタートし、タスケルンジャーが説明をする救急戦隊タスケルンジャーに学ぶの第4回はAEDがテーマとなっています。
ミルクボーイ風の漫才からタスケルンジャーの説明までこって作られているため繰り返してみても楽しめるようになっています。
1位は神奈川県大和市消防本部です。
消防士が教える!AEDの使い方【大和市消防本部】はAEDの教科書ともいえる内容となっています。
おすすめポイント
イラストと実写両方で説明しており、授業などでも有効活用できそうなほどわかりやすくAEDを説明してくれています。
消防士が教える!AEDの使い方【大和市消防本部】は日本における2大AED会社である、日本光電社・フィリップス社のトレーニング機を使った説明動画になっています。
また、小児乳児に対してのAEDの使用方法や救急隊への引継ぎまで、定期的に動画を見ることによっていざというときの備えにつながります。
病院や診療所、駅やスポーツ施設、コンビニやスーパーなどでも見かけるようになったAEDですが、存在は知っているけど、使い方が分からないという人も多いと思います。
日本では、年間7万3千件以上、突然の心停止が発生しており、すぐにAEDを使えば救えた命もあります。
今回ランキングで紹介した動画はどれも素晴らしい内容となっており、何度も繰り返してみることでいざというときの備えにつながります。
また紹介しきれなかった自治体や消防の動画もあります、ぜひ、お住いの地域の消防HPも確認してみてください。
神奈川県大和市消防局 消防士が教える!AEDの使い方【大和市消防本部】
滋賀県湖南広域行政組合 AEDの使い方」~誰でもできる応急手当シリーズ~
大分県中津市市消防局 中津市消防本部公式PR動画~救急編(AED)~
堺市 応急手当普及啓発シリーズ 第6回「AED」
AEDの使い方 水戸市
大阪市 救急アニメ救え!ボジョレー!!ver.4第3話「AEDの使い方」
東京消防局 キュータとやってみよう!AED01(AEDの使い方)
秋田県仙北市 RICOH AED使用方法・救急救命方法について
今までの消防署・自治体のHPランキングはこちらをご覧ください。
第一回
第二回
第三回
第四回
平成16年(2004年)に一般市民にAED使用が認められてから、公共施設や交通機関、事業所内などにAED設置が進む中、24時間利用できる場所は少ないのが実情でした。
そこで注目されているのが、コンビニエンスストアへのAED設置です。
地方自治体がコンビニと連携し、多数存在するコンビニエンスストアにAEDを設置することにより、一般市民による心肺蘇生の機会が拡大し、更なる救命率の向上が期待されます。
AEDが設置されているコンビニは令和3年1月(2021年)現在では4085店舗のコンビニにAEDが設置されています。
今回はランキング形式で各コンビニ別のAED設置数をご紹介します。
各自治体は、夜間や早朝などの時間帯にもAEDが使用できるようコンビニと連携し、コンビニへのAED設置をすすめています。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキの大手コンビニ5社などのコンビニのAED設置数はどうなっているでしょうか?
8位から順に発表していきます
*以下の情報は当サイトが確認した時点のものです。詳細については各自治体にお問い合わせください。
9位は関西私鉄大手2社の京阪電気鉄道、南海電気鉄道の駅に主に出店している駅コンビニエンスストアのアンスリーです。
アンスリーは寝屋川北口店1店舗にAEDを設置しています。
7位は広島県広島市安佐北区に本社を置く日本のコンビニエンスストアチェーンポプラです。
ポプラは水戸市や宗像市など3店舗にAEDを設置しています。
7位は北海道に本社を置き日本に現存する最も古いコンビニエンスストアの一つセイコーマートです。
セイコーマートは北海道発のコンビニですが水戸市に8店舗AEDを設置しています。
5位はデイリーヤマザキ59店舗です。
4位はミニストップで155店舗
3位はローソン658店舗
2位はファミリーマート1119店舗
そして、1位は2082店舗でセブンイレブンです。
予想はいかがでしたでしょうか?
各自治体別のAED設置があるコンビニはこちらの記事でまとめています。
全国的に見てもコンビニへAEDを設置している自治体は1,718市町村中100市町村とまだまだ少ないのが実情です。
その中でも各自治体では、AEDを導入した事業所の登録制度を新設や登録した企業は市ホームページなどで紹介するほか、使用した電極パッドの買い替え費用約1万円を補助や導入のための助成金を設けるなど、店舗数は着実に増えています。
実際に、近くのコンビニエンスストアに設置されていたAEDで除細動を行い、心拍の再開を行うことができた例が増えてきています。
また、コンビニエンスストア以外では、ドラッグストアなどにも設置が積極的に進められています。
AED設置店舗では、緊急時に備えAEDの設置及び従業員によるAEDの受渡しのみとなります。
そのため、AEDが設置された店舗のスタッフだけでなく、一人でも多くの人がAEDの正しい使い方を学んでおくことが、救命率の向上にかかせません。
救命講習に関してはこちらの記事をご覧ください。
出典
画像左上 地域コミュニティ活動|地域コミュニティとの共生|ESG課題への取り組み|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。- (secom.co.jp)
画像左下 コンビニエンスストアAED設置一覧|龍ケ崎市公式ホームページ (city.ryugasaki.ibaraki.jp)
画面右上 AEDの利用環境整備に関する実態調査(結果報告書) (soumu.go.jp)
画像右下 さいたま市/AED(自動体外式除細動器)を設置しています 救える命を救うために (city.saitama.jp)
119番通報から救急隊員の現場到着までにかかる時間は、全国平均で約8分半かかるといわれています。
年間7万人、約5分に1人の方が心臓突然死が起こっているといわれていますが、突然に心停止となった方に対して重要なことは、救命現場にいあわせた人が直ちに心肺蘇生法とAEDを使用することです。
当サイトでは今まで消防署や自治体のHPを応急手当や防災、コロナ禍における心肺蘇生法の観点から独自にランキングづけてご紹介してきましたが、今回はAED普及に力を入れているのはどこの都道府県なのかランキング形式でご紹介していきます。
各都道府県では、AED普及推進委員会が発足され、AED設置と救命講習会受講の推進を行っています。
各都道府県がAED普及に力を入れていますが、設置数は面積や信仰数に比例するので、今回はAEDの普及方法として、
AED設置の助成制度の有る自治体数
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数
コンビニと連携しAED設置している自治体数
を各項目上位5都道府県を選出し、1位10点、2位7点、3位5点、4位3点、5位1点で
算出していきます。
*以下の情報は当サイトが確認した時点のものです。詳細については各窓口にお問い合わせください。
AED導入を考えていても値段がネックとなり導入できないという企業・団体も多いと思います。
多くの自治体などでAED普及のために、AED導入の補助金・助成金が用意されています。
AED設置制度の有る自治体数が多い都道府県はこちらです。
5位は神奈川県です。
自治体名 | 対象 | 金額 | URL |
横浜市 | 自治会など | 申請世帯数×160円 | 町の防災組織活動費補助金について 横浜市戸塚区 (yokohama.lg.jp) |
川崎市 | 自主防災組織 | 2分の1(上限は参加世帯数による) | 川崎市:川崎市自主防災組織防災資器材購入補助金交付制度 (city.kawasaki.jp) |
相模原市 | 設置を登録申請したAED | AEDを使用した場合の電極パッド交換費用 | AED(自動体外式除細動器)使用可能施設登録制度について|相模原市 (city.sagamihara.kanagawa.jp) |
4位は愛知県で4自治体です。
自治体名 | 対象 | 金額 | URL |
名古屋市 | 商店街・商工会など | 15〜40%(上限100〜500万円) | 名古屋市:商店街魅力アップ支援事業(事業向け情報) (city.nagoya.jp) |
安城市 | 町内会など | 2分の1(上限25万円) | 安城市/町内会等補助金交付関係書類ダウンロード (city.anjo.aichi.jp) |
春日井市 | 私立保育園など | 2分の1(上限15万円) | 21.pdf (kasugai.lg.jp) |
稲沢市 | 自主防災会 | 3分の1(上限10万円) | 消防施設等補助制度|稲沢市公式ウェブサイト (city.inazawa.aichi.jp) |
2位は山形県です。
自治体名 | 対象 | 金額 | URL |
長井市 | 自主防災組織 | 2分の1(上限20万円) | 令和2年度 長井市自主防災組織の防災資機材整備補助金/長井市ホームページ (city.nagai.yamagata.jp) |
尾花沢市 | 自主防災組織など | 3分の2(上限20万円) | 尾花沢市自動体外式除細動器集落設置推進事業費補助金交付要綱 (city.obanazawa.yamagata.jp) |
天童市 | 町内会などが運営する自治公民館 | 4分の1 | 山形県天童市/まちづくり懇談会の提言に対する対応状況(平成27年度 成生) (city.tendo.yamagata.jp) |
上山市 | 自主防災組織 | 上限200万円 | コミュニティ助成事業 – 上山市ホームページ (city.kaminoyama.yamagata.jp) |
西川町 | 町内における緊急事態に対する体制の確保を目的とする | 2分の1(上限13万5千円) | 町民の方へ|健康・医療|AED設置事業補助金について (town.nishikawa.yamagata.jp) |
1位は同率で、まず東京都です。
自治体の他に東京都中小企業振興公社という中小企業を支援する公社があり、事業継続計画を実践する企業にその経費を助成する制度を設けています。
自治体名 | 対象 | 金額 | URL |
大田区 | 区内の民間団体など | 3分の2(上限46万6千円) 24時間だれでも使える状態で設置することが条件 | 大田区ホームページ:24時間AED設置補助事業について (city.ota.tokyo.jp) |
豊島区 | 商店街 | 補助対象経費の 2/3 以内助成(上限:1,000 万円) | 商店街ヒント集HP用 高解像度 (toshima.lg.jp) |
荒川区 | 災害時に近隣住民の一時避難先となる建物の防災設備 | 2分の1(上限50万円) | 災害時地域貢献建築物の認定・助成制度について/荒川区公式サイト (city.arakawa.tokyo.jp) |
足立区 | 商店街 | 10割 | 商店街補助事業案内|足立区 (city.adachi.tokyo.jp) |
千代田区 | 千代田区内のマンション | 無償貸与 | AEDの設置 | 公益財団法人まちみらい千代田 (mm-chiyoda.or.jp) |
東京都中小企業振興公社 | 中所企業 | 2分の1(上限1500万円) | BCP実践促進助成金の申請案内 | 設備助成 | 東京都中小企業振興公社 (tokyo-kosha.or.jp) |
1位のもう1県は兵庫県です。
自治体名 | 対象 | 金額 | URL |
三木市 | 自治会集会所 | 3分の1(上限10万円) | 三木市集会所等整備補助金について – 三木市ホームページ (miki.lg.jp) |
多可町 | 自治会 | 上限10万円 | 自主防災組織支援事業助成金 | 兵庫県多可町ホームページ (taka.lg.jp) |
西脇市 | 自治会 | 2分の1(上限:購入10万円、リース年間2万円) バッテリー、電極パッドのみも対象 | AED設置の助成事業のご案内/西脇市 (nishiwaki.lg.jp) |
上山市 | 自治会 | 10分の8(上限24万円) | https://www.city.kaminoyama.yamagata.jp/soshiki/30/aedkasidasi.html |
川西市 | 自治会 | 上限5万円 | よくある質問 AED(自動体外式除細動器)を設置したいのですが、費用の補助はありますか|川西市 (city.kawanishi.hyogo.jp) |
播磨町 | 自治会 | 一部保証 | https://www.town.harima.lg.jp/kikikanri/bosai/shobo/aed/aedhojo.html |
AED購入の費用を負担してくれる制度の他、イベントや行事へのAEDの無償貸し出しが行われている自治体が多くあります。
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数が多い都道府県はこちらです。
AEDを無償貸し出ししている自治体などは200以上あり、3位が3都道府県という結果となりました。
3位まずは北海道です。
北海道は当然自治体数が多いですが、AED無償貸し出しサービスの有る自治体数も多くあります。
3位次は千葉県です。
千葉県は千葉市や船橋市など大都市にもAED無償貸し出しサービスがあります。
3位3都道府県目は愛知県です。
愛知県は愛知県内のAED設置情報を提供しているあいちAEDマップなどAEDの普及に力を入れています。
2位は東京都です。
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数が多い都道府県第2位は、AED設置の助成制度の有る自治体数で1位だった東京都です。
東京都はこの13自治体の他に、大田区はAEDのレンタル費用の総額の9割の額が支払われる助成金制度があります。
1位は埼玉県です。
埼玉県は自治体・消防本部をあわせると、63市町村のうち35もの自治体がAED無償貸し出しサービスを行っています。
最後の基準はコンビニと連携しAED設置している自治体数です。
深夜も開いているコンビニに設置することで救急隊が到着する前に、市民によって心臓蘇生の機会を拡大することが目的で多くの自治体でコンビニ店への設置が呼びかけられています。
コンビニと連携しAED設置している自治体数が多い都道府県はこちらです。
なお、フランチャイズなどで1店舗のみAEDがあるコンビニは数に含めないものとし、3位は3都道府県あります。
AEDがあるコンビニに関してはこちらの記事をご覧ください。
3位まずは沖縄県です。
沖縄県では比較的早いうちからコンビニへのAED設置が進められています。
3位つづいては茨城県です。
茨城県は水戸市をはじめ6自治体がコンビニにAED設置を進めています。
最後の3位は千葉県です。
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数で3位につけた千葉県はAEDのコンビニ設置に力を入れています。
2位は愛知県です。
2位は3位の2倍以上の14自治体でコンビニにAED設置のある愛知県です。
1位は埼玉県です。
1位は埼玉県で、AED無償貸し出しサービスの有る自治体数と二冠に輝きました。
各ランキングが出そろいました、1位10点、2位7点、3位5点、4位3点、5位1点で総合ランキングの発表です。
総合ランキングは上位3位の発表です。
愛知県
ランキング項目 | 各順位 |
AED設置の助成制度の有る自治体数 | 4位 |
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数 | 3位 |
コンビニと連携しAED設置している自治体数 | 2位 |
総合 | 3位 |
総合ランキング3位の愛知県は、財団全国AEDマップでのAED登録が東京都に次ぐ2位と全体的にAED普及に力を入れているといえます。
東京都
ランキング項目 | 各順位 |
AED設置の助成制度の有る自治体数 | 1位 |
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数 | 2位 |
コンビニと連携しAED設置している自治体数 | ランク外 |
総合 | 2位 |
総合ランキング2位は東京都です。
人口、オフィスともに日本一を誇る東京都はAED普及にも力を入れています。
1位の発表の前に、今回はAED設置の助成制度の有る自治体数、AED無償貸し出しサービスの有る自治体数、コンビニと連携しAED設置している自治体数のランキングのためランクインされていない都道府県は多くあります。
そこでランクインされてなくても普及に力を入れている都道府県をいくつかご紹介していきます。
神奈川県は早い段階から、すべての交番・駐在所にAEDを設置するなどAED設置普及に力を入れています。
また、横浜市では階数11以上・延べ面積1万平方m以上、または、階数5以上・延ベ面積2万平方m以上に該当するものに対してはAEDの設置が義務付けられています。
コープさっぽろでは、商品を宅配する配達車に自動体外式除細動器(AED)の導入を行うことにより、高齢者の異変に気づくケースが多い配達担当者がAEDの搭載で緊急時の救命活動を支援しています。
埼玉県
ランキング項目 | 各順位 |
AED設置の助成制度の有る自治体数 | ランク外 |
AED無償貸し出しサービスの有る自治体数 | 1位 |
コンビニと連携しAED設置している自治体数 | 1位 |
総合 | 1位 |
1位は埼玉県です。
2011年9月、さいたま市の小学校で6年生の桐田明日香さんが駅伝の課外練習中に倒れ、直後に「けいれん」や死戦期呼吸と呼ばれる「ゆっくりとあえぐような呼吸」があったため教師らは心臓が止まっているとは思わずに、校内にあったAEDを使わなかったことで死亡するという事故がありました。
反省をふまえ、さいたま市教育委員会はご遺族と共に、「体育活動時等における事故対応テキスト:ASUKAモデル」を作成しました。
ASUKAモデルは日本の蘇生ガイドラインを変えた、画期的なものでした。
そしてASUKAモデルは埼玉県の学校に配布されています。
今回はAED普及に力を入れている都道府県のランキングをお届けしましたが、設置だけでなく実際に使えるようにする必要があります。
各自治体ではAED普及だけでなく講習会の開催などで、実際に使うという啓発も行っていますので、ぜひ救命講習を受けてください。