AEDをさがせ!結局のところAEDってどこにあるの?                        AED設置施設別 設置個所 徹底解説


①オレンジのAEDはどこにあるでしょうか?

②赤いAEDはどこにあるでしょうか?

③ウォーリーはどこにいるでしょうか?


正解は本記事の一番下で




AED N@VIなどのAEDマップでAED設置施設はわかったんですけど、施設内のAEDを発見することができません
探し方が悪いんでしょうか?



確かに、施設によってはわかりにくい場所にあったり、背景に溶け込んだりして見つけづらいAEDもあります。




施設の人に借りたくても近くにいないというケースもありますね。

今回はAED設置施設別 設置個所AED設置施設別 設置個所を解説していきましょう。





代表的なAED設置施設


AEDには適正配置に関するガイドラインというものが設けられており、以下のような場所に設置することが推奨されています。


1.駅・空港・長距離バスターミナル・高速道路サービスエリア・道の駅
2. 旅客機、長距離列車・長距離旅客船等の長距離輸送機関
3. スポーツジムおよびスポーツ関連施設
4. デパート・スーパーマーケット・飲食店などを含む大規模な商業施設
5. 多数集客施設
6. 市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設
7. 交番、消防署等の人口密集地域にある公共施設
8. 高齢者のための介護・福祉施設
9. 学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
10. 会社、工場、作業場
11. 遊興施設
12. 大規模なホテル・ コンベンションセンター
13. その他
13-1 一次救命処置の効果的実施が求められるサービス
13-2 島しょ部および山間部などの遠隔地・過疎地、山岳地域など、救急隊や医療の提供までに時聞を要する場所)

引用 AEDの適正配置に関するガイドライン


AED設置施設を調べるのに便利なAED N@VIの使用方法に関してはこちらの記事をご覧ください。




目印となるステッカーを探す


上記のような場所でも、AEDは全ての建物に設置されているわけではありません。


AEDが設置されている場所の多くは、目立つところにAEDの設置ステッカーが貼ってあります。

「AED設置施設」と記載されたステッカーが貼ってあれば、その施設のどこかにAEDがあります。

AEDステッカーとは に対する画像結果
ソース画像を表示
AEDステッカーとは に対する画像結果



施設の管理者や従事者に尋ねてみましょう。




AEDは施設のどの辺に設置されているのか



AED N@VIのようなAEDマップに登録はあってもAEDの設置ステッカーが 貼っていない場所や管理者や従業員が周りにいない場合はどうしたらよいのでしょうか?


代表的なAED設置施設ごとに設置個所の目安を解説していきますので参考にしてください。





都市部の駅であれば、AEDは設置されています。

あまり大きな駅でなければ有人改札内にありますが、大きな駅は利用者の妨げになりづらい場所に設置してあるためわかりづらいことがあります。

主に、精算機近く路線図近くエレベーター近くトイレの近く

大きな駅ではホームにAEDが設置してある場所もありますし、新幹線など車内に設置してある車両もあります。



また、都市部以外の小さい駅では
AEDが設置されていない場合があるので注意が必要です。

こちらの記事ではAEDが設置されていない駅を紹介しています。


空港


空港にはより多くの人が集まることから、駅よりも多くAEDが設置してあります。

待合所手荷物受取所付近保安検査場付近ゲートエリア付近などに設置してあります。

空港のAEDはフロアマップに掲示してありますので、フロアマップも参照してください。


サービスエリア・道の駅


サービスエリアやパーキングエリア、道の駅などの多くにもAEDが設置してあります。

店舗内入り口付近に設置してあることが多く、店舗の営業時間内に使用できます。


遊園地など遊興施設


遊園地など遊興施設も多くの人が集まることから、多くAEDが設置してあります。

遊園地など遊興施設 では訓練を受けたスタッフがいるため、スタッフ通用口救護センターに設置してあることが多いです。


スポーツジム


スポーツジムは、今まではビル共用のAEDを使用していることが多かった印象ですが、24時間営業のスポーツジムが増えてきており、店舗内にAEDが設置されているジムも多くなってきました。

スタッフがいない時間帯もあることから入り口付近マシンの近くにAEDが設置されていることが多いです。



デパート


デパートや大型商業施設にもAEDの設置が増えてきています。


デパート、大型商業施設のAEDは、守衛室防災センター案内所内エレベーター近くトイレ付近に多く設置してあります。


小田急デパート新宿店のように、ほぼすべてのフロアにAEDが設置してある店舗もありますが、すべてのデパートにAEDが設置されているわけではありません。



スーパーマーケット


スーパーマーケットはデパートほど多くはありませんが、AED設置が増えています。

スーパーマーケットにあるAEDは、入り口付近サービスカウンター付近トイレ付近駐車場付近に多く設置されています。




ドラッグストア


ドラッグストアにAEDが設置されている場合は、デパートやスーパーに比べ狭いことが多いため、幅をとらない壁掛けタイプのAEDを設置している施設も多くあります。

店内の壁に設置されたAEDの機械の写真
ドラッグストア マツモトキヨシ 安田店/阿賀野市 (city.agano.niigata.jp)



ドラッグストアのAEDは、レジ・キャッシャー内入り口付近など消化器と一緒に設置してある施設が多くあります。



コンビニエンスストア


事業所内などにAED設置が進む中、24時間利用できる場所は少ないのが実情でした。

そこで注目されているのが、コンビニエンスストアへのAED設置です。

地方自治体がコンビニと連携し、多数存在するコンビニエンスストアにAEDを設置することにより、一般市民による心肺蘇生の機会が拡大し、更なる救命率の向上が期待されます。

コンビニにあるAEDの多くはレジ内にあります。

中には陳列棚付近に設置しているコンビニもあるので、店員さんへの確認が必要です。


銀行


AED設置施設として見落としがちなのが銀行、信用金庫です。

銀行、信用金庫はATMキャッシュサービスコーナーにAEDが設置されています。




管理者・従事者が必ずいる施設 


上記にあげた施設以外にも、


市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設
交番、消防署等の人口密集地域にある公共施設
学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
カーディーラー
など

にはAEDが設置されていますが、管理者や従事者が必ずいるので許可を得る必要がありますし、中には AED使用報告書の記載を求められることがあります。


また、
会社、工場、作業場
マンション
高齢者のための介護・福祉施設
病院施設、歯医者

などの施設では

施設のAEDは建物と敷地内で発生した心肺蘇生法が必要な事案に対応するためのもので、基本的に敷地外には貸し出していないということがあります。



最後に

いかがでしたでしょうか?

AEDはどういう場所に設置されているのか、特に普段よく行く場所の周りはよくチェックしておくことで、もしもの時に落ち着いて行動ができるようになります。

AEDを借りる場合には、無言で借りず必ず許可を得ましょう。

AEDを持ち出す際、大きな音がなりますので周囲の人への呼びかけも重要です。




おまけ


冒頭のクイズの正解です。

見つけることはできたでしょうか?

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