出典 http://ct3.co.jp/index.php/archives/3128
仕事が終わって疲れがでるというのは、年齢に関係なくあるものです。
疲れの中でも、立ち仕事や営業などで長時間歩くと当然足が疲れます。
足の疲れは、肩の疲れ、目の疲れと並んで疲れがたまりやすい場所ですが、足の疲れは足裏が痛み、ひどいときは歩くだけで痛む方も少なくありません。
そこで今回は、立ち仕事や長時間歩く方必見!疲れがたまりやすい足の裏のセルフマッサージの方法をご紹介します。
足のむくみに関してはこちらの記事をご覧ください。
目次
疲労の種類
「疲労」といっても種類には複数あり、その原因などから3種類に分類できます。
肉体的疲労
筋肉は酸性に弱いという特徴があり、酸性である「乳酸」という物質が体内にたまると筋肉痛や筋肉の張りなどの症状が表れます。
このような筋肉をはじめとした体そのものに表れる疲労を「肉体的疲労」と呼び、乳酸がたまる原因となる激しい運動をした翌日にはこの肉体的疲労の症状が表れやすくなります。
そのため、立ち仕事や外回りをしている方は、このような肉体的疲労をよく感じていることでしょう。
肉体的疲労に関してはこちらの記事も参考にしてください。
精神的疲労
人間関係や悩みごとなどによる、ストレスが原因でたまる疲労を「精神的疲労」と呼びます。
精神的疲労は肉体的疲労とは違って休息などをとっても緩和されにくいことから、疲労が取れないことがストレスをためる原因となり、さらに疲労を増やすという悪循環にはまってしまいがちです。
また、このような精神的疲労に対しては疲れているからという理由で休みの日をだらだらと過ごしてしまうこともまた、精神的疲労を増長させる原因となります。
精神的疲労に関してはこちらの記事も参考にしてください。
神経的疲労
「やる気が起きない」「十分に寝ているのに眠い」といった症状は、精神的疲労によるものと思われがちですが、実は自律神経などの異常が原因となる「神経的疲労」によるもの可能性があります。
神経的疲労は、デスクワークのような神経や脳が緊張した状態が長時間続く仕事についている方に起こりやすく、最近ではよくスマホなど寝る前のブルーライトも原因の一つといわれています。
神経的疲労の代表的な症状である、やる気がでない症状の対処法に関してはこちらの記事をご覧ください。
足裏の疲れ
足は、歩行の刺激によって心臓への血流を促すポンプの役割をしていることから、第二の心臓といわれる重要な場所です。
特に足裏は心臓から遠いところにあるため、血流が停滞しやすい場所でもあります。
靴の中に押し込められている足は、凝り固まって血流が悪くなり、むくみや冷えなどの原因にもなりかねません。
足裏の血行が良くすることで、全身の血行が良くなり、心身ともにリラックスできます。
セルフマッサージをして、足裏を柔らかく、血行を良くしていきましょう。
足が疲れたときの症状とその原因
足の疲れの主な原因は、血行不良によるむくみです。
足はもともと心臓から一番遠い場所にあるため、カラダの中でも血のめぐりが悪くなりやすい場所です。
血行不良になると、老廃物や余計な水分が溜まってしまい、足の疲れとなって現れます。
主なむくみの原因としては以下のようなものがあります。
長時間同じ姿勢でいる
立ちっぱなし、逆にデスクワークで1日中イスに座りっぱなし、歩きっぱなしでは、長時間同じ姿勢でいるため、血液が下に溜まった状態になってしまいます。
その血液はなかなか上にはあがらず、足がむくんだ状態になります。
下着や靴の締め付けすぎ
下着の締め付けが強すぎると、血行不良が起こりやすくなります。
また、靴の紐を締め付けすぎたり、自分の足より小さいサイズの靴や高さのあるヒールなどを履くことでも、足が疲れてむくみの原因になることがあります。
筋肉の酷使
足の筋肉は収縮することで足から心臓へ血を送るポンプの役割も担っています。
筋肉を酷使したり、ほとんど筋肉を使わないという状態が続くと、ポンプ機能の働きが弱くなり、慢性的なむくみとなってしまうこともあります。
冷え
冷えは血行不良の代表的な症状と言えます。
血液のめぐりが悪くなることで冷えが起こり、結果としてむくみの原因になります。
疾患
その他、病気が原因で足のむくみや疲れが出る場合もあります。
下から上へ血液を押し上げるポンプの機能が低下してしまう下肢静脈瘤や、尿の量が少なくなる腎機能障害などが可能性のある病気として挙げられます。
心当たりがなく、急にむくみやすくなったと感じた場合は病院で診断を受けるようにしてください。
足の疲れの解消法
足の疲れを解消するためには、しっかり運動しながら足の筋肉量を増やすことと、血行を良くしてむくみを取り除くことが大切です。
1日の終わりにマッサージを行って、足の疲れを溜めないようにしましょう。
足裏マッサージは、お風呂あがりなど身体が温まっているときにおこなうのがおすすめです。
身体が温まっているときは、血行が良くなっているからです。
また、足裏は手指でマッサージするので、手も温かい状態でおこないましょう。
膝裏を押す
膝を両手で覆うように掴み、親指を使って膝裏を押すようにし、全体的にもみほぐしましょう。
左右それぞれで行います。
足首を回す
1.椅子に座り、片脚を膝の上で組みます。
2.組んだ足のつま先を反対側の手で持って、大きく円を描くように足首を外回し、内回し、それぞれ10回まわします。
3.反対の足も同様に行います。
足裏を伸ばす
両手で両足のつま先をつかみ、10秒間ひっぱります。
足の痛みに効くつぼ 足三里
出典 https://www.sennenq.co.jp/knowledge/tubo13.html
ひざの外側、指3本分ほど下がった場所で、筋肉が盛り上がるポイントにあるツボです。
足の疲れを取り、冷え性を改善。胃腸の疲れをやわらげるともいわれ、下半身むくみの対策に効果があります。
最後に
足の裏の痛みは主に夕方以降に出る場合が多いといえます。
毎日の疲れを次の日に持ち込まないためにも、今回ご紹介した方法を試してみてください。
しかし、朝起きるとかかとが痛むということもあります。
寝起きにかかとが痛む場合はこちらの記事をご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
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