出典 https://www.fujitv.co.jp/uenosan/
自律神経が乱れているということを聞いたことがあるでしょうか?
何となく頭が痛い、やる気がでない、イライラする、眠気がとれない
このように、原因が思い当たらないのに様々な症状が現れるのは自律神経の乱れが原因である可能性が高いといえます。
そして、自律神経が乱れると、体の器官にさまざまな不調が現われるため非常に厄介な症状といえます。
自律神経には
ストレスを感じた時に優位になる交感神経
リラックス時に優位になる副交感神経
の2つがあります。
普段はこの2つの神経が生活しやすいようにバランスよく働いています。
しかし、ストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因で神経のバランスが崩れます。
つまり、
そこで今回は、自律神経の中でも交感神経の乱れと対処法をご紹介します。
目次
- 自律神経が乱れることで引き起こされる症状
- 自律神経の乱れのセルフチェック(交感神経の乱れ)
- 交感神経が乱れているときの対処法
- 1 食欲が旺盛でいつも空腹を感じて間食も食事量も多い
- 2 空腹を感じることない位のペースで食事をしている
- 3 四時間以上睡眠をとれることはないが、元気である
- 4 五、六時間は睡眠をとれているので、問題はないと考えている
- 5 朝も晩も運動を積極的に行っており体脂肪もかなり減らしている
- 6 休日のみ一日中運動をしていて、運動不足は感じない
- 7 交通事故、転落事故等でむち打ちの経験がある、整体で背骨を無理やり鳴らしてもらうことが多くある
- 8 事故の経験はないが、整体や自力で背骨を鳴らす癖がある
- 9 何かに集中している時に、無呼吸に近い状態になっていることが多い
- 10 呼吸の中でたくさん空気を吸うことはできるが長く吐き出すことはできない
- 11 体脂肪が極端に低く、身体をかなりしぼっており、いわゆるマッチョ
- 12 筋肉量がかなり高いが筋肉が固い
- 13 胃痛の頻度が多く、何度も胃カメラを飲んだことがある。また、胃が荒れていると医師に言われたこともあり、胃薬が手放せない
- 14 胃痛をたびたび感じ、胃カメラを飲んだ経験もある
- 15 感情の起伏が激しく自分でコントロールすることが、難しくなっている
- 16 感情が偏っており、その感情がストレスになっている
- 最後に
自律神経が乱れることで引き起こされる症状
自律神経が乱れることによって、引き起こされる症状を総称して、自律神経失調症と呼ばれます。
自律神経失調症の症状
一言で自律神経失調症といっても症状は人によって異なり、個人差があるのが特徴です。
代表的な症状としては、次のようなものが挙げられます。
疲労感
体が疲れやすい、朝起きることができない
頭痛
頭がずきずきする、頭が重い、頭がふらつく
体温の異常
慢性的な微熱、低体温など
睡眠異常
不眠、日中の眠気
耳・喉・口の症状
耳鳴り、耳が詰まった感じがする、喉の異物感、口が渇く、口内が痛いなど
胸部の異常
動悸、息切れ、胸の痛み、胸やけ、圧迫感、うまく息を吸い込めないなど
吐き気・胃腸の異常
吐き気、腹部膨満、便秘、下痢、腹にガスが溜まる
排尿の症状
頻尿、残尿感、排尿しにくい感じがある
手足の異常
手足のしびれ、脱力感、手足の冷え、ほてり
筋肉の凝り・関節の痛み
首や肩の凝り、関節の痛みなど
皮膚の異常
皮膚や粘膜のかゆみ
などの症状が主に挙げることができます。
自律神経の乱れのセルフチェック(交感神経の乱れ)
1 食欲が旺盛でいつも空腹を感じて間食も食事量も多い
2 空腹を感じることない位のペースで食事をしている
3 四時間以上睡眠をとれることはないが、元気である
4 五、六時間は睡眠をとれているので、問題はないと考えている
5 朝も晩も運動を積極的に行っており体脂肪もかなり減らしている
6 休日のみ一日中運動をしていて、運動不足は感じない
7 交通事故、転落事故等でむち打ちの経験がある、整体で背骨を無理やり鳴らしてもらうことが多くある
8 事故の経験はないが、整体や自力で背骨を鳴らす癖がある
9 何かに集中している時に、無呼吸に近い状態になっていることが多い
10 呼吸の中でたくさん空気を吸うことはできるが長く吐き出すことはできない
11 体脂肪が極端に低く、身体をかなりしぼっており、いわゆるマッチョ
12 筋肉量がかなり高いが筋肉が固い
13 胃痛の頻度が多く、何度も胃カメラを飲んだことがある。また、胃が荒れていると医師に言われたこともあり、胃薬が手放せない
14 胃痛をたびたび感じ、胃カメラを飲んだ経験もある
15 感情の起伏が激しく自分でコントロールすることが、難しくなっている
16 感情が偏っており、その感情がストレスになっている
交感神経が乱れると
交感神経の乱れによる症状は
パニック障害
嘔吐
動悸
息切れ
頭痛
発熱
吐き気
緊張
寒気
胸焼け
咳
胃痛
イライラ
等が表れます。
交感神経が乱れているときの対処法
現代人はストレスにさらされることが特に多いため、交感神経が優位になり、自律神経が乱れていることが多くあります。
そのため、交感神経の働きを押さえて、自律神経の乱れを調整する必要があります。
1 食欲が旺盛でいつも空腹を感じて間食も食事量も多い
胃が拡張して胃酸過多になっている状況です。
胃潰瘍や逆流性食道炎になりやすくなっています。
食事内容を変えずとも、食事を減らし、胃酸の量を減らすことで空腹になるタイミングを減らすことができます。
併せて間食の回数を減らすように調整していきましょう。
2 空腹を感じることない位のペースで食事をしている
空腹を感じることなく、食事を取り続けることは交感神経が高まる原因となります。
その上、空腹なく食事を取り続けることで、胃腸の負担になります。
食事をする前に運動をするなどして、空腹を感じてから食事をするなどの工夫が大切です。
3 四時間以上睡眠をとれることはないが、元気である
短時間睡眠が気にならずに元気でいられるのは典型的な交感神経優位の状態です。
現在元気であっても身体に変調を来す危険性が高いため、30分でも早めに眠れるような癖をつけていきましょう。
4 五、六時間は睡眠をとれているので、問題はないと考えている
普通に生きているだけでも七、八時間は睡眠が必要といわれています。
さらに頑張って働いていたり、ストレスを感じていれば睡眠時間はそれだけ多くとる必要があります。
こちらも30分でも早く寝れるように工夫しましょう。
5 朝も晩も運動を積極的に行っており体脂肪もかなり減らしている
完全に交感神経優位になっています。
寝る前の運動は激しく行うのではなく、睡眠をとりやすくする運動に切り替えてみましょう。
運動をしながら眠くなるようなストレッチやヨガなどがおススメです。
6 休日のみ一日中運動をしていて、運動不足は感じない
平日は全く運動をせず、休日だけ運動をしてもよい筋肉はつきません。
運動向きの身体を作るためには、平日1~2日は運動した筋肉をストレッチなどでほぐしていくことが効果的です。
日常生活で疲労を感じる動きを鍛えるだけでも十分な筋肉がつくといわれています。
7 交通事故、転落事故等でむち打ちの経験がある、整体で背骨を無理やり鳴らしてもらうことが多くある
背骨に多くの脊椎捻挫を作り上げている状態です。
背骨をひねって音を鳴らす癖をやめましょう。
背骨のゆがみが自律神経の乱れとなります。
腕立ての姿勢を維持することによって、背骨を支える筋肉をつけていきましょう。
8 事故の経験はないが、整体や自力で背骨を鳴らす癖がある
背骨に多くの脊椎捻挫を作り上げている状態です。
背骨をひねって音を鳴らす癖をやめましょう。
背骨のゆがみが自律神経の乱れとなります。
腕立ての姿勢を維持することによって、背骨を支える筋肉をつけていきましょう。
9 何かに集中している時に、無呼吸に近い状態になっていることが多い
交感神経優位型の特徴的な呼吸です。
吐くときの時間を意識して伸ばしていくようにしましょう。
10 呼吸の中でたくさん空気を吸うことはできるが長く吐き出すことはできない
頑張ることはできても、力を抜くことが苦手なタイプです。
歌を歌う、口笛を吹いてみるなどして、吐く時間を長くするようにしていきましょう。
11 体脂肪が極端に低く、身体をかなりしぼっており、いわゆるマッチョ
脂肪がなく、筋肉が太いと保温効果が失われます。
筋肉は動かし続けないと、体調不良の原因となります。
体脂肪が低ければ低いほど身体を動かすようにしましょう。
12 筋肉量がかなり高いが筋肉が固い
筋肉に力いれてない状態で筋肉が固いのは、良くないと言われています。
柔軟性を高めることで、力を抜いた時に柔らかい筋肉になるようになります。
13 胃痛の頻度が多く、何度も胃カメラを飲んだことがある。また、胃が荒れていると医師に言われたこともあり、胃薬が手放せない
常に胃酸が出ている状態です。
さらに胃カメラを何度も飲んでいることによって、逆流性食道炎を引き起こしやすくなっています。
対策としては、腹式呼吸を行うことによって、リラックスできることが時間を作りましょう。
腹式呼吸の最中に呼吸をとめることによって、横隔膜が力み横隔膜の筋力強化につながり、逆流も予防できるようになります。
14 胃痛をたびたび感じ、胃カメラを飲んだ経験もある
ストレスを受けやすいタイプといえます。
リラックスがなかなかできないタイプでもあります。
対策としては、普段の呼吸を意識的に吸う時間の倍の時間をかけて吐く呼吸を意識することで、リラックスしやすくなり、胃痛も起こしにくくなります。
15 感情の起伏が激しく自分でコントロールすることが、難しくなっている
自律神経が激しく乱れている状態です。
このような場合は、息を吸い切ったところで力の限り止め続け、呼吸を落ち着かせてから今度は吐ききったところで力の限り止める。
繰り返し行うことで感情を抑える力がついてきます。
16 感情が偏っており、その感情がストレスになっている
感情が偏っている場合は、使っていない感情が何かを探すことから始めましょう。
そして、その感情が動くようなドラマや映像を見てみましょう。
使っていない感情を高めることによって内臓のバランスも整えることができます。
最後に
自律神経が乱れると、感情がコントロールできなくなります。
ストレスを感じたり、緊張することによって、交感神経が優位になります。
また、交感神経はやり過ぎることによっても起こりますので定期的に休憩をとるようにしましょう。
不惑の応急手当広め隊
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