出典 https://m.sumally.com/p/2057681
地震や災害はいつ起きるかわかりません。
いざというときに落ち着いて行動できるように、日ごろから正しい心構えを身に着けておくということが重要です。
そこで今回は、クイズ形式でいざというときに役立つ防災の知識をご紹介していきます。
目次
問題1
家にいて大地震が起きました。
まだ揺れはおさまっていません
まず始めに行うべき行動はなんでしょうか?
1 ガスの元栓を閉める
2 机などの下に隠れる
3 ドアや窓を開ける
答え
2
解説
「ガスの元栓を締める」「ドアや窓を開けるなど」は、震度6-7クラスでは、全く何もできません。
まず机の下などに身を隠して、揺れの収まるまで待ちましょう。
しかし、どんな状況であっても「机の下に身を隠す」が正しいと決めつけるのはかえって危険です。
古い建物だと倒壊する可能性
天井が落下したり、ドアが変形して閉じ込められたりする可能性
火災が発生したりガス漏れが発生する可能性
このような時は、
机の下に身を隠していたら逃げられなくなる恐れがあるため、上からものが落ちてこない、横からものが倒れてこない、ものが移動してこない場所に素早く身を寄せる意識を、常日ごろから高めていくことが大切です。
問題2
「避難勧告」「避難指示」「避難準備情報」のうち、一番危険が迫っているのは次のうちどれでしょう?
1 避難指示
2 避難準備情報
3 避難勧告
答え
1
解説
「避難準備情報」は、避難に時間のかかるお年寄りや障害者に避難の準備を呼びかけるもの。
「避難勧告」は、住民に安全な場所への立ち退きを促すもの。
「避難指示」は、さらに危険が迫っている場合の「命令」にあたるものです。
さらに厳しいものが「警戒区域」の設定で、市町村長が強制的に立ち入りを禁じたり、退去を命じたりできるものです。
問題 3
津波を英語で言うと次のうちのどれでしょうか
1 tunami
2 big wave
3 blue wave
答え
1
解説
tunami(ツナミ)が英語になるほど、日本は世界でも有数の地震国です。
そのためにも、日頃からの準備が重要になってきます。
問題 4
津波警報が発令されたとき、すぐに行うべき行動はどれでしょうか?
1 避難する
2 怪我をしないように割れたガラスを片付ける
3 洋服や食料を最低でも3日分用意する
答え
1
解説
地震が起こった後、津波警報が発令されたら、非常持ち出し袋を持ってすぐに避難しましょう。
あわてていても、冬はコートやジャケットを着て、暖かい服装で避難しましょう。
津波から逃れた人の中には、「津波はひたひたとくる」「ちょろちょろと出てきた」「すぐに水が来たわけではなく、徐々に上がってきた」と、気が付いたら津波が身近に押し寄せていたと話す人もいます。
そうなる前に「物資は数日経てば必ず手に入るので、身ひとつでもまずは避難する」ことが大切です。
浸水後の自宅滞在が困難な場合は、浸水前の早い段階で安全な場所へ避難することが重要です。
一方、浸水してからでも安全に自宅で滞在することが可能な場合は、浸水してから無理に屋外へ避難せずに自宅で安全を確保しましょう。
自宅の位置や自宅の構造、既に浸水が生じている状況なのか等によって、屋外へ避難することの必要性が異なりますので、冷静に判断しましょう。
今いる場所の災害危険度は、アプリ「わが家の防災ナビ」の「わが家の避難計画」で簡単にチェックすることができます。
問題 5
大地震に備えて非常用の食糧を保管する時には、何日分を保管すれば良いでしょうか?
1 1日分
2 3日分
3 7日分
答え
3
解説
以前は「3日間分」といわれていましたが、見直しが行われ、大きな災害では「1週間分」になりました。
ただし、家の中に十分なスペースを確保することが難しいので、食料などは、普段から使用しているものと、組み合わせると良いでしょう
また、現在注目されている備蓄方法として、ローリングストックがあります。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックといいます。
日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すことにより、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。
一般的な備蓄は、災害発生時に使う非常食や保存食をある程度まとめて購入し、平時には使わず備えておきます。
まとまった費用と一定の広さの保管場所が必要になりますし、備えた後は使わないので放置してしまいがちです。
一方で、ローリングストック法の場合、平時に使う食料や日用品を少し多めに購入し、日常生活の中で使います。
そのため、1回あたりの費用はそれほどかからず、保管場所にも困りません。
古いものから使っていけば、賞味期限切れを心配する必要もありません。
日常生活のひと手間で済むので、備えることへのモチベーションも維持しやすいものです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
地震や災害はいつ起こるかわからないものです、いざというときの備えとして、何回もクイズを解いて、災害時に対応できるようにしましょう。
第1弾の簡単!クイズで学ぶ防災の知識はこちらをご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
最新記事 by 不惑の応急手当広め隊 (全て見る)
- AEDにまつわる都市伝説 徹底解説 - 2021年4月11日
- クイズ形式で学ぶ 応急手当普及シリーズ 第3回 『普段通りの呼吸がなければ押す!』 - 2021年4月4日
- ペットボトルで心配蘇生の練習をやってみた! - 2021年3月28日