問題２
熱中症になった場合どこを冷やすのが効果的でしょうか？
ヒント体表近くに太い静脈がある場所を冷やすのが、最も効果的です。 脇の下、首、脚のつけ根などを、保冷剤や氷枕（なければ自販機で買った冷えたペットボトルや缶）をタオルでくるんで当て、皮膚を通して静脈血を冷やすことで、体内を冷やすことができます。
問題３
熱中症により意識を失っている人の応急処置として、間違っているものはどれでしょうか？
ヒント意識のない人に水などを飲ませようとして口に含ませるのは、肺に流れてしまう恐れがあり大変危険です。 すぐに救急車を呼び、体を冷やすなどの処置をしながら到着を待ちましょう。
問題４
骨折した恐れがある場合の対処法で正しいものはどれでしょうか？
ヒント骨折やねんざなどで固定する場合は、本人が痛がるような状態で固定してはいけません。 本人が最も楽な体制で固定しましょう。 固定具としては板のようなものが適していますが、近くにない場合は新聞紙や雑誌段ボールなどを折りたたんで固定具として代用することができます。 また、止血している場合は止血と消毒が必要です。
問題５
ねんざしたときの処置で間違っているものはどれでしょうか？
ヒント傷病者が痛がるようなことはしないのが原則です。 グルグル巻きにするのではなく、腫れを逃がすために一部を開放しておくようにしましょう。
問題6
肉離れを起こした時の対処法として間違っているものはつぎのどれでしょうか？
ヒント肉離れは過度のトレーニングや疲労から起こります。 肉離れを起こした時はテーピングなどで固定し、冷やすことが大切です。 マッサージを行うのは後のことです。
問題７
ガラスが深く刺さった時は次のどの対処が正しいでしょうか？
ヒント無理に抜いてしまうことで細かい破片が体内に残り、血管や内臓を傷つけてしまい致命的なダメージを与える危険性があります。 ガラスや金属片などが刺さった場合は、動かないように固定し、すぐに病院へ行くようにしてください。
問題8
食中毒の疑いがあるときにしてはいけないことは次のうちのどれでしょうか？
ヒント食中毒の場合は、市販薬を飲むことで腸内の細菌を殺してしまい、余計に毒性の動きを活発化させ、さらに被害を拡大させることになります。 食中毒に似た症状の場合は、むやみに薬を飲ませず、すぐに病院に連れて行きましょう。
問題9
けいれんを起こした時の正しい行動は次のうちのどれでしょうか？
ヒントけいれんを起こすと突然倒れる危険性が高いため、まずは周囲のものをどかしておきましょう。
問題10
すり傷をしたときの処置で正しいものはどれでしょうか？
ヒント消毒液は患部を刺激するだけでなく、傷口を再生しようとする細胞や皮膚常在菌も死滅させてしまうため、逆効果になると考えられています。 かさぶたを作らない方が傷口がきれいに治ることや、乾燥させる治療よりも治すスピードが速いことから、傷口を濡らしたまま治す湿潤療法が見直されています。
