ラブストーリー?でのどにものを詰まらせたときの応急手当を詳しく学べる「気道異物除去」

 

出典 http://www.j-sosei.jp/contest/cpr_2017_mie.html

 

日本蘇生学会は、医系学生さんの柔軟なアイデイアによる心肺蘇生法の動画を一般市民に見ていただくことで、心肺蘇生により関心と理解をして頂きたいということを目的に、心肺蘇生法普及動画コンテストを開催しています。

 

どの作品もわかりやすく心肺蘇生法を紹介しておりとても参考になります。

 

今回はその中で、第1回 心肺蘇生法普及動画コンテスト  気道異物除去部門 理事長賞 三重大学 きゅうめい部「気道異物除去」をご紹介します。

 

 

 

 

ひとりの女子大生が、授業前の教室で暇そうにしているところから物語が始まります。

 

 

1人の男性が近づいてきました。

気があるのでしょうか?

暇かどうかの確認をしています。

 

 

 

19時まで暇なようです。

 

 

 

 

どうやら現在の時刻は17時12分、19時まではまだ時間があるようです。

 

 

 

 

彼は彼女を海岸に誘いました。

 

 

 

海岸でなんと彼が彼女に告白をしました。

 

 

 

サンドウィッチを食べながら聞いていた彼女は、突然の告白に驚き、サンドウィッチをのどにつまらせてしまいました。

 

 

 

 

 

彼女は苦しそうで、窒息状態のようです。

どうしたら良いのでしょうか?

 

 

 

 

しかし、彼は救命の知識もなく彼女を助けることができませんでした。

 

 

 

 

先ほどまで海岸にいたはずでしたが、場面は教室です。

どうやら、彼は眠ってしまっていたようです。

 

 

 

 

時間を見てみると、13時、時間が巻き戻っています。

 

 

 

 

でも、このままだと17時12分を迎え、助けることができません。

どうしたら良いのでしょうか?

 

 

 

まだ4時間あります。

大好きな彼女のため、ネットで気道異物除去について調べてみましょう。

 

 

 

 

気道異物除去法

気道異物除去法とは何でしょう?

腹部突き上げ法と背部叩打法の二種類あります。

どちらを先に行うという優先順位はありません。

どちらかの方法をくり返し、それでもダメな場合は、もう片方を試し異物が取れるまで繰り返します。

 

 

 

 

彼女は苦しそうにして、顔色も悪く、声も出せないようでした。

窒息していたのかもしれません。

次のような状況の時は物を詰まらせた可能性がありますので、対処が必要です。

急に声がでなくなった
みるみるうちに顔色が青くなった
みるみるうちに唇が紫になった
急にパニックになっている
呼吸ができていない

このような時は、のどがつまったのか聞いてみましょう。

 

 

 

チョークサインを見逃さない

気道異物によって窒息した場合に、人間が自然に行うサインがあります。

それが「チョークサイン」と呼ばれる窒息のサインです。

喉に手を当てるこの行為は、異物が詰まって息ができなくなったことを示します。

万国共通の分かりやすいポーズです。

万が一、自身の喉が詰まった場合も、このチョークサインを行うことによって、周囲の人に伝えることができます。

 

 

 

 

窒息しているようです。

窒息の可能性が高い場合、大きな声で助けを呼び、119番通報と念のため、AEDを持ってくるように周囲の人に依頼しましょう。

 

 

 

 

周囲の人に助けを求め、119番通報とAEDを頼みます。

しっかり具体的に依頼しましょう。

 

 

 

 

意識がある場合とない場合で対応方法が異なってきます。

意識があり、喉に物をつまらせてしまった場合、その人に声をかけ、咳で自発的に物を出させるように促します。

 

声が出るなど大きな咳が出せる場合は、それを続けように促し、気道異物除去を行います。

 

 

 

 

腹部突き上げ方のやり方

腹部突き上げ方はハイムクリック法とも呼ばれています。

窒息者の後ろに回り、腰の辺りに手を回します。

どちらかの手でおへその位置を確認します。
もう片方の手で、握り拳をつくり、親指側を窒息者のおへその上、みぞおちよりは十分に下のあたりに当てます。

おへそを確認した手で、握りこぶしを作った手を握ります。
すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。

 

 

 

腹部突き上げ方の注意点

妊婦や乳児に対して腹部突き上げ法は行ってはいけません。

腹部突き上げ法を行った場合は、内臓を痛めている可能性があるので、実施したことを到着した救急隊に伝えてください。

 

 

腹部突き上げ法はうまくいっても、内臓を傷つける恐れがあるため、救急隊員に伝えなくてはいけない方法です。

そのため、腹部突き上げ方だけにこだわらず、この後ご紹介する背部叩打法とあわせて行うようにしましょう。

 

 

 

 

背部叩打法

窒息者の背中を後方から、手のひらの手首に近い固い部分(手掌基部)で叩きましょう。

叩く位置は、左右の肩甲骨の間あたりを叩く力は強めです。

 

 

 

意識が無かったら

異物除去の方法は異物が取れるまで続けましょう。

また、反応が亡くなった場合は、心肺蘇生法を行います。

 

 

窒息者の意識が無い場合、また、最初は反応があったが、応急手当を行っているうちに反応がなくなった場合には、心停止と判断し、心肺蘇生法を実施します。

 

異物が見えたら

口の中に異物が見えた場合は、異物を取り除きますが、胸骨圧迫を長時間中断しないようにしましょう。

 

 

見えない場合は、やみくもに口の中に手を入れて探さず、心肺蘇生による、胸骨圧迫やAEDの使用を優先しましょう。

これは、見えない位置にある異物をさらに奥に押し込んでしまう可能性があるためです。

また、胸骨圧迫を長時間中断しないようにするため、人工呼吸のタイミングで口の中をのぞいてみましょう。

 

喉に詰まったものが口の中に見えた場合は、指交差法で口を開けさせて対象物を取り除きます。

患者の顔を横向きにします。
親指と人さし指を交差させた状態で、親指を上の歯に、人さし指を下の歯に当てます。
親指と人さし指をひねるようにして患者の口を開きます。
片方の人さし指にガーゼなどを巻き、口の中の異物を取り除きます。

ただし、口の奥にある異物は指で無理に取り除こうとするとかえって異物を押し込みかねないので、無理に喉の奥に指を突っ込まないようにしましょう。

 

 

 

異物を取り除くことができても反応がない場合は、人工呼吸と胸骨圧迫を再開しましょう。

 

 

 

 

まとめ

のどに物をつまらせ、窒息してる可能性を疑ったら

声掛けをする

助けを呼ぶ

異物除去を行う

意識がない、途中で意識が無くなってしまったら

心肺蘇生法を行う

このことを頭に入れておきましょう。

 

そろそろ彼女が教室に来る時間です。

 

 

 

 

彼女を救おう

異物除去の知識はしっかり学んだので、改めて海岸に誘います。

 

 

 

突然の告白

そして、驚いた彼女はサンドウィッチをのどにつまらせてしまいます。

でもしっかりと学んだので大丈夫です、落ち着いて次にやるべきことは

 

 

 

のどに詰まったかを確認します。

 

 

まずは声掛けとして、のどに詰まっているかの確認、その後、咳をするように促します。

 

 

咳は出せないようです。

そうすると、次にやるべきことはお腹を突き上げる・背中を叩くです。

相手が自余生であるということも配慮して、後ろに回り、「お腹を突き上げるよ」と伝えましょう。

 

 

腹部突き上げ方と背部叩打法を繰り返しましょう。

 

 

 

 

彼女が咳をして、のどにつまってた異物もとれたようです。

しかしこれで終わりではありません。

 

 

 

 

本人が帰ると言っていても、必ず医師の診察を受けさせるようにしましょう。

 

 

無事に助けることができました。

恋の行方もうまくいくとよいですね。

 

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