出典 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7221007.html
疲れがとれない、昼食後眠気で仕事にならない、昼休みに昼寝をしても眠いという方悩みを持った方は多いと思います。
しかし、睡魔に負けずに業務に集中できる方法があります。
それがパワーナップです。
パワーナップで仕事の効率も格段に上がるかもしれません。
目次
パワーナップとは?
パワーアップとナップ(昼寝)をかけ合わせた造語で、「15~20分程度の昼寝」のことを指します。
NASAや、Google、NIKEなどそうそうたる企業もパワーナップを制度として取り入れています。
短時間で睡眠不足を解消したり、疲労回復、脳の活性化、記憶力の向上など様々な効果をもたらしてくれる素晴らしいノウハウです。
パワーナップの効果
パワーナップの効果は眠気を取るだけではありません。
肉体疲労の回復
眠気の解消
脳疲労の解消
集中力・記憶力・認知力の向上
集中力が上がる
20分睡眠で8時間のスタミナ
目覚めが良くなる
ストレス軽減
認知能力増加
記憶力向上
創作意欲上昇
活動的になる
心臓疾患のリスク減
ざっと挙げただけでも大企業が取り入れるのも納得ですね。
集中力や記憶力の向上
食事をとったお昼の後は、仕事に集中したくても手が動かなくなることや、頭が働かないということがあると思います。
そんな時にパワーナップをすることで、集中力や記憶力の向上につながります。
ストレスを軽減する
仕事中は頭をフル回転で使っている時間が多くなります。
リラックスできる時間が少ないと、精神や身体にストレスを抱えてしまいます。
そこで、業務中にパワーナップを行うことで脳と筋肉を休息でき、ストレスを軽減させることができます。
また、ほかのストレス発散方法に関してはこちらの記事を参考にしてください。
病気を予防する
パワーナップは業務効率やストレスの軽減だけでなく、病気のリスクを減らす効果もあります。
2007年にギリシャ・アテネ大学のデミトリオス・トリホプロス博士が、昼寝と心臓病発症との関係性について調査を行いました。
ギリシャの成人を対象としたこの調査で、週に3回以上、30分間の昼寝をすると、心臓病によって病死するリスクが37%低下することがわかったそうです。
午後に仮眠をとると、血圧が下がるため、心臓病や脳梗塞、糖尿病の防止にもつながると考えられています。
このように、パワーナップを行うことは、健康面にも良い影響を与えていることが分かります。
パワーナップと昼寝の違い
パワーナップと昼寝の違いがパワーナップ最大の特徴といえます。
パワーナップと昼寝の違いは睡眠時間の長さです。
一般的に昼寝は1時間30分(90分)が良いとされています。
なぜなら、いったん深い眠りについて、また浅い眠りに戻る時間が90分だからです。
一方、パワーナップは20分ですので、深い眠りになる前に起きるので、気持ちよく起きることができます。
パワーナップはなぜ20分未満なのか
人間の睡眠は『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』という状態に分類できます。
レム睡眠は、身体は休んでいるが脳は起きている状態
ノンレム睡眠は、身体も休んでいるし脳も休んでいる状態
睡眠に入って30分後にはノンレム睡眠に入ります。
パワーナップはこのノンレム睡眠に入るのを防ぐために、仮眠時間を20分間までとしているのです。
なぜノンレム睡眠が昼寝に向かないのか
ノンレム睡眠の時間は個人差もありますが、70~110分と長い時間睡眠に入ります。
仮眠でノンレム睡眠に一旦入ってしまうと、ノンレム睡眠が終わるまでに時間がかかってしまうということです。
このノンレム睡眠がおわない途中の状態で起床すると、仮眠後も脳がスッキリしないまま起きることになってしまい逆効果になってしまうのです。
パワーナップの注意点
よい効果が多いパワーナップですが、以下の注意点があります。
20分以上は行わない
30分以上は偏頭痛、倦怠感の原因になるといわれています。
寝転んで行わない
姿勢は特に決まりはないのですが、20分で起きれるように座った状態で寝ると良いでしょう。
昼食後の14時くらいまでにとるようにする
15時以降に行うと夜の睡眠に影響が出てしまいます。
夜の睡眠はきっちりととりましょう。
夜ぐっすり寝るにはこちらの記事を参考にしてください。
パワーナップの質を高めるために
パワーナップを取り入れる際には、これから紹介する4つのポイントを押さえましょう。
この4点を押さえることで、パワーナップの効果や質を高めることが出来ます。
アラームをセットする
寝すぎてしまうことを防止するためにアラームのセットを心がけましょう。
アラームをセットしておけば寝過ごす心配もなくなります。
ストレッチを行う
パワーナップ後にすぐにストレッチをすることで、脳と身体を目覚めさせてくれる効果があるので、起きたらストレッチをしてみてください。
カフェインをとる
カフェインは摂取してから30分後に効果が出るといわれています。
30分という時間はパワーナップにものすごく適した時間です。
カフェインを摂取してからパワーナップを行えば、起きるときにちょうどカフェインが効いてきて目覚めが良くなります。
この事をコーヒーナップともいいます。
服の締め付けをゆるめる
ネクタイやベルト、シャツのボタンをゆるめることでリラックスした状態を作ることができます。
最後に
眠れない場合は、座って目を閉じているだけでも効果があるといわれています。
デスクやカフェのイスに座った状態で、5〜10分くらい目を閉じているだけでもいいようです。
不惑の応急手当広め隊
最新記事 by 不惑の応急手当広め隊 (全て見る)
- 心肺蘇生法とAEDを学校授業で行うために必要なこと - 2021年1月17日
- 本物そっくり!?AEDガチャを使ってAEDの使い方徹底解説 - 2021年1月7日
- あなたの都道府県は何位?AED普及に力を入れているのはどこの都道府県なのかランキング - 2021年1月4日