出典https://www.kao.co.jp/widehaiter/cm/
子どもだけでなく、大人もうっかりつけてしまう料理や飲み物のシミ。
素早く、正しい応急処置を行えば跡が残る心配もありません。
しかし、対処法を誤ってしまうと、シミが消えないばかりか、汚れが広がってしまいます。
また、道具が用意できない外出先でのシミも頭を悩ませるところです。
そこで今回は、子どもだけでなく、大人もうっかりつけてしまう料理や飲み物のシミ。外出先での応急処置をご紹介します。
目次
シミの応急処置のポイント
シミをつけたらあわてずにこすらずたたくのがポイントです。
シミの応急処置は
①早く
②こすらず
③汚れをほかの布(紙)に移しとる
の3つが基本です。
シミをつけたらできるだけすぐ、外出先でも応
急処置を行うことで後の仕上がりが変わってきます。
急処置を行うことで後の仕上がりが変わってきます。
また、シミが広がるのを防ぐため、こすらず 周辺から中心に向かってたたくのが基本動作になります。
シミの種類
「水に溶けやすい」「油を含んでいる」で、シミを大別することができます。
シミがついたらまず油を含んでいるかを考えましょう。
食品のシミは、大きく「水に溶けやすい」「油を含んでいる」の2種類に分けられ、種類によって手順が多少変わります。
水に溶けやすいシミ
しょうゆ、茶、コーヒー、ジュースなど
油を含んでいるシミ
ケチャップ、カレー、ドレッシング、口紅など
水に溶けやすいシミの応急処置
濡らして移しとるが基本です。
<用意するもの>
・ハンカチ
・ティッシュや紙ナプキン
応急処置手順
①服についた固形物を取る
服にお茶の葉などがついた場合は、
まずティッシュなどでそれを取り除きます。
擦るとシミの範囲が広がってしまいますので決してこすらないでください。
②水を含ませた布でシミをたたく
シミの裏側にハンカチなどを当て、上から水を含ませた布で、シミの周りから押すように叩いていきます。
この時、布に手洗い場の石けん水か、中性の台所用洗剤を含ませた方が汚れは落ちます。
中心部から、水を多く含ませて始めると、シミが一気に広がってしまいます。
③布を取り替えて、作業を繰り返します。
最後に乾燥させて、応急処理は終了です。
醤油
食卓に欠かせない醤油は、すぐに水で流せば落ちやすいのだそう。濡らす前に台所用洗剤で優しく揉むのも有効なようです。
時間が経ってしまったら漂白剤を使いましょう。
ソース
シミ部分を水で軽く濡らして、台所用洗剤(中性)をつけて揉みほぐします。
水ですすいでも落ちていなければ漂白剤を使いましょう。
後は通常通り洗濯すれば汚れが落ちます。
ケチャップ、焼肉のタレ
水でシミ部分を濡らして、台所用洗剤(中性)で揉みほぐします。
水ですすいで薄くなっていたら、この処理を繰り返し、落ちていなければ漂白剤を使うと良いでしょう。
コーヒー、ジュース、紅茶・お茶など
シミ部分を水で軽く濡らし、台所用洗剤(中性)をつけて揉みほぐします。軽く水ですすいでみて落ちていなければ漂白剤を使った方が良いようです。
その後は通常通り洗濯をしましょう。
ビールやお酒類のシミ
ビールやお酒類のシミは台所用洗剤を塗って揉み、水ですすぎましょう。
それでも落ちない場合は、粉末酸素系漂白剤を水で溶いてシミに塗り、ドライヤーで加熱しましょう。
油を含むシミの応急処置
油分をとってから、石けんで落とすが基本です。
<用意するもの>
・ハンカチ
・ティッシュや紙ナプキン
・台所用中性洗剤
応急処置手順
あらかじめトイレットペーパーなどで、油分を吸い取っておくことと、
台所用中性洗剤を使うところが水に溶けやすいシミの対処との違いです。
①服についた油をティッシュなどでそれを取り除きます。
擦るとシミの範囲が広がってしまいますので決してこすらないでください。
②水を含ませた布でシミをたたく
シミの裏側にハンカチなどを当て、上から水と台所用中性洗剤を含ませた布で、シミの周りから押すように叩いていきます。
中心部から、水を多く含ませて始めると、シミが一気に広がってしまいます。
③洗剤が残らないように繰り返し落とします。
最後に乾燥させて、応急処理は終了です。
洗う水分は少なめに、ゆっくり始めるのがコツです。
応急処置を終えて、帰宅したら酸素系漂白剤で服をすぐ洗濯機にかけてしまいましょう。
ただし、油性のシミは処理が難しいので、できればクリーニング屋さんにすぐに持ちこむようにしましょう。
ドレッシング
ティッシュで油分を吸い取った後、濡らしたティッシュに台所用洗剤をつけてシミ部分と馴染ませます。何度か取り替えて、最後に乾いたティッシュで水分を取ります。
それでも残っている場合には漂白処理をした方が良いそう。
ラー油
台所用洗剤(中性)をシミ部分につけて歯ブラシなどで軽く叩いてなじませます。
水ですすぎ、ぬるま湯で漂白剤を規定量に薄めて1時間くらいつけた後に、普段通りの洗濯をしてみましょう。
ワインのシミ
ワインのシミは、漂白から始めた方が良いといわれています。
酸素系漂白剤が使える衣類であれば漂白処理をして、それから生地に合わせた方法で洗濯しましょう。
最後に
シミを作ってしまった時のポイントは
・できるだけ早く応急処置
・汚れを擦らない
・シミの周りから押すように叩く
・布に良くないので洗剤はしっかり落とす
・帰宅したらすぐに洗濯
この応急処置があれば
外出先でがっかりすることがへるかもしれません。
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