出典 https://www.starbar.jp/2018/03/26/blog06/
好きな人やお客さん、職場で少し苦手な人たち
「振り向かせたいな」と思っている人はいますか?
相手に興味を持ってもらう方法、相手を振り向かせる方法は様々なものがありますが、今回は、思わず相手が振り向くそんな脳機能「カクテルパーティー効果」をご紹介します。
相手が振り向くカクテルパーティー効果
飲み会や結婚式の二次会など、周囲がにぎやかに談笑していて遠くからでも自分の名前を呼ばれたら気づくという経験があると思います。
逆に喫茶店で周りががやがやでも気になりませんよね。
しかし、喫茶店で急に自分が好きな芸能人の話や趣味の話が聞こえてきたらどうでしょうか?
意識が声の方向に向くはずです。
これは心理学で聴覚というよりも脳の注意機能の働きで「カクテルパーティ効果」と呼ばれています。
カクテルパーティ効果とは
「音声情報を無意識に選択して聞き取る」ことで、1953年、心理学者のコリン・チェリー氏によって提唱されました。
人は、カクテルパーティーのように大勢の人間がバラバラに話をしている中でも、自分に関連性の高い キーワード が発せられると無意識にその音声情報を聞き取る傾向にあります。
カクテルパーティー効果を実生活に活かす
実はこのカクテルパーティー効果は選択的注意と呼ばれていて、この選択的注意を仕事や様々な生活に活かすことができるのです。
欲しいものがあると、自然にそのものを探したり、情報を集めたりしているという経験があると思います。
そのため、営業で活かすためには「これは自分に関係している商品なのだ」と感じてもらう必要があります。
「特別 キャンペーン 実施中」「先着100名様限定」といったワードは、すでにその商品に興味がある場合は有効ですが、まだその商品に興味を持っていない顧客はこの宣伝文句では振り返りません。
「特別」「 キャンペーン 」「限定」というワードだけでは自分ごととして考えることができないためです。
このようなワードを、例えば「○○市にファミリーでお引越しを考えている方へ、特別 キャンペーン 実施中」や「この春新社会人になられた方、先着100組様限定」などにすることで、よりターゲットを限定して伝えることが可能です。
他にも「25歳から35歳まででお子さまがいる方」や「猫を飼っていて引っ越しを考えている方」など限定的な言葉を利用する事で、耳に入ってくる言葉を選択する事が出来るようになります。
キーワードとしては「地域」「職業」や「家族構成」、「世代」「共働き」「子育て」などを入れてみましょう。
恋愛に活かす
自分の興味のある話や、自分に関係のある話が聞き取りやすくなるという性質を利用してカクテルパーティー効果を恋愛などにも応用することができます。
相手の興味のある話をしたり、名前を呼ぶとあなたの話に注目してくれる可能性が高くなります。
そのため、好きな相手の近くで相手の興味のある話をしたり、相手と話している時に名前を積極的に呼んでみると、相手の気をあなたへ引くことができるかもしれません。

苦手な人との人間構築に活かす
相手の名前を読んだり、できるだけ話しの中で名前を入れるようにすることは、好きな人との距離を縮めるだけではありません。
職場などで少し苦手な人にも効果があります。
何度もお伝えしているように、誰しも自分の名前が聞こえてくると反応するものです。
そこで、苦手な人の近くでその人の良いことや行動で参考になったことなどを名前を出してさりげなく他の人との会話に入れてみましょう。
初めは「なんで自分の名前が、、」と思ってもそのうち「あいついいやつだな」と印象が変わってくるはずです。
なにせ、誉められてるんですから(笑)
あまり仲良くなかった人でもあなたに対する見方が変わり、人間関係が構築されるきっかけになります。
しかし、どうしてもコミュニケーションをとるのが苦手という方もいると思います。
こちらの記事ではコミュニケーション能力を鍛える方法をご紹介しています。
コミュニケーション能力を高めたいと思っている人必見 聞き上手になるために必要な傾聴スキルと傾聴スキルを上げる方法
最後に
自分に必要な情報を集められるスキルは、自分に対する意識付けから始まります。
朝出かける前、自分が欲しい情報がどんなものなのか?を明確に意識してみましょう。
目標があるなら、「目標達成に繋がる情報」と明確に意識して、アンテナを立てておくイメージです。
潜在意識がその情報をキャッチした時に、顕在意識にあげてくれます。
これもカクテルパーティー効果を自分に活用した自己実現に近づける方法ですので是非試してみてください。
情報収集をする方法に関してはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。
仕事ができる人の秘訣!情報収集の達人になる3つの方法
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