出典 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_lulu/tvcm/
体調管理に気をつけていたとしてもなかなか風邪を引かないようにすることは難しいものです。
特に忙しくて休めない仕事をしている人や子育て世代のお母さんはそうも言ってられません。
どうにかして風邪を予防し、風邪を引いてしまっても出来る限りすぐ治したいですよね。
そこで今回は医者に行けない・薬がないそんな時でも 風邪を即効で治す方法をご紹介します。
目次
なぜ風邪をひくのか
健康な身体は、侵入したウィルスを自力で排除できます。
しかし、疲労が蓄積や睡眠不足といった状態では免疫力が低下しています。
免疫力が低下するとウィルスは排除できません。
そのため、風邪をひいてしまうのです。
風邪の初期症状
鼻水やくしゃみがでる
のどが痛くなる
咳や痰がでる
身体がだるい
寒気・悪寒がする
頭が痛くなる
熱がでる
風邪をひくと上記のような症状が出ます。
では、なぜこのような症状が出るのでしょうか?
熱が出たり関節が痛くなるメカニズム
人間の身体はウィルスや細菌が体内へと侵入すると白血球から身体を守るための物質サイトカインを分泌します。
サイトカインはタンパク質でできており、「他の細胞に情報を伝える」という役割を持っています。
風邪の時、サイトカインは「感染がおきたぞ!発熱を起こして病原体を撃退しろ!」と各細胞に伝えます。
そしてこの情報を体温調節中枢である視床下部に伝達するめに向かいます。
サイトカインは血液の流れに乗って視床下部へと向かいますが、途中で「血液脳関門」と呼ばれる関所があります。
血液脳関門を通るため、サイトカインは「プロスタグランジンE2」という物質の作り出します。
このプロスタグランジンE2は臓器を守ってくれる大事な物質ですが、
その変わりに体の各機関では「皮膚の血管収縮」「鳥肌(皮膚の毛穴を閉じる)」などの熱放散を抑える活動や、「筋肉を震わせる」などの熱産生(ねつさんせい)を促す活動が行われ、節々の痛みや発熱を起こします。
このことが関節の痛みや発熱の原因となります。
熱が出たり関節が痛くなる理由
では、なぜ痛みを感じる物質を出すのでしょうか。
その理由は、体を安静な状態にするためです。
関節が痛くなると、自ら体を動かすのをやめて休もうとします。
風邪を引くと体力が落ちるため、動き回らないようにして回復に努めるために、関節痛が起こるのです。
つまり、ウイルスに対抗するためには、安静にするのが一番なのです。
風邪を即効で治す方法
とは言うものの、安静にできなかったり、病院に行けない、薬がないという場合も多々あると思います。
風邪予防のために免疫力を上げ、風邪をひいてしまってもすぐ治す方法があります。
それは、体温をあげることです。
体温が1℃上下すると、免疫力が30%増減するといわれています。
おふろも熱が37.5℃以上無ければ風邪で入浴を控えるのは逆効果です。
ひきはじめで高熱でなければ、ゆっくりお風呂に入りましょう。
風邪をひいてしまってもすぐ治す方法
免疫力を上げるために温めることは予防だけでなく、風邪を治す効果もあります。
そこで使うのが使い捨ての貼るカイロです。
首にある風門というツボにカイロを貼って、体温を上げましょう。
カイロを貼る位置は新潟にある西山薬局のYouTubeがわかりやすいので参考にさせていただきます。
風門の場所
風門は首を前に倒した時に飛び出る骨があります
この骨から指ふたつ分下にそこから左右に指ふたつ分の場所に風門があります。
大き目のカイロなら左右の肩甲骨の中央に貼ることで風門を温める事が出来ます。
小さいサイズなら風門の左右の場所に貼りましょう。
風門を温める事で期待できる効果
免疫力の向上
頭痛改善
鼻づまり改善
熱
喉のいたみの緩和
この風門を温める事で風邪の初期症状の緩和や風邪の引き始めの寒気などに効果を発揮します。
貼る使い捨てカイロが用意できない場合
貼るカイロが無い場合は電子レンジを使って蒸しタオルを作る方法があります。
貼るカイロと違い、すぐ冷めてしまいますが、カイロが無い場合の代用品として便利です。
蒸しタオルの作り方
1 タオルを用意します
2 タオルを水で濡らします
3 タオルを適度に絞ります
4 濡らしたタオルを電子レンジで30秒~1分ほど温めます
5 ヤケドに注意しながら電子レンジから取り出します
6 タオルを広げてあら熱を取ってから使用します
タオルの大きさや電子レンジのワット数によって調整をしてください。
※絞り具合によって、出来上がりの温度に大きな差が出るので注意して下さい。
ゆるく絞ると高温になり、固く絞ると比較的低温に仕上がります。
最後に
今回紹介した方法はあくまでも病院へ行けない、風邪薬がないといった場合の応急処置になります。
また、即効性はありますが、やはり風邪を引かないようにするのが一番です。
睡眠は体力を回復させるために欠かせないものですので、温かくしてたくさん睡眠をとりましょう。
就寝時の乾燥を防ぐために水分も必要です。乾燥はウィルスを増加させます。
うがい手洗いを行うことも風邪予防として大切なことです。
不惑の応急手当広め隊
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