出典 https://actresspress.com/nanao-febreze-cm/
年齢を重ねるにつれ気になる一つが体臭です。
年齢を重ねた臭い体臭はすべて加齢臭だと思われがちですが、実は少し違います。
体臭、加齢臭さらに臭いの中で一番嫌われるといわれているミドル脂臭と呼ばれる臭いがあり、それぞれ違います。
臭いは“スメル(=臭い)ハラスメント”と言われ、社会問題になりつつあります。
そこで今回は、体臭、加齢臭、ミドル脂臭それぞれの特徴と予防法をご紹介します。
目次
体臭の原因
体臭の原因は大きく分けると汗とそれ以外の要因の二つに分けることができます。
汗が原因の体臭
汗は、分泌されたばかりではほぼ無臭です。
しかし、時間が経って皮膚常在菌が作用することにより、これらに含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解されて、不快なニオイのするガス(揮発性成分)を発するようになります。
そのため、体臭の種類は数百種以上といわれています。
汗が原因の体臭の代表的なものは、ワキガや足の匂いそして、ミドル脂臭などです。
それ以外が原因の体臭
一方、汗以外が原因で発生する体臭は、皮質からの匂いや疲労、ストレス、加齢による体の酸化や病気など、様々な原因が考えられます。
代表的なものとして、口臭や疲労臭、加齢臭、ストレス汗臭、便秘臭、ダイエット臭、病気を原因とする体臭などが挙げられます。
加齢臭とは
体臭は年齢に関係なく発生しますが、加齢臭は年齢を重ねるごとに臭いを放つようになります。
加齢臭は皮脂腺から分泌される皮脂中にある9-ヘキサデセン酸が過酸化脂質によって分解された時に生じる、ノネナールというニオイ物質のために起こります。
加齢臭の匂いとセルフチェックの仕方
納豆や生魚のような臭い
古本のような臭い
押入れの中のような臭い
ブルーチーズのような臭い
お線香のような臭い
廃油のような臭い
加齢臭は自分ではなかなか気づきにくいものですが、周囲の人々は遠慮しがちで伝えにくいものです。
そこで、簡単なセルフチェックとして、
1.加齢臭が発生しやすい脇の下や耳などの場所をコットンまたはティッシュで強く拭き取ります。
2.このコットンまたはティッシュの臭いを嗅ぎます。
3.臭いがしたら、加齢臭の可能性が高いということです。
加齢臭の予防法
加齢臭の原因であるノネナールには水に溶けにくく肌にこびりつきやすいという厄介な性質があります。
そのため、軽く汗を拭いたり、シャワーを浴びたりする程度ではニオイが落ちてくれません。
加齢臭を落とすには、ゆっくり丁寧に洗うことが必要です。
特に加齢臭の発生しやすい耳の後ろ、首の後ろ、肩や背中をしっかり洗いましょう。
夜にしっかりと汚れを落とし、朝シャワーで寝ている間に出た皮脂を洗い流すことで加齢臭を軽減することができます。
他にも、脂っこい食事を減らしたり、睡眠をしっかりとる、ビタミンBビタミンCをとることで代謝が良くなります。
代謝をよくすることで加齢臭を軽減させることができます。
代謝をよくするには、こちらの記事もご覧ください。
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ミドル脂臭とは
30半ばを過ぎると食生活の乱れや運動不足、血行不良などが原因となって汗の中の乳酸の量が増加します。
① ヒトの汗の中に含まれる乳酸と体内にある菌(ブドウ球菌)が合わさり「ジアセチル」が生成されます。
②頭皮に付着している菌が豊富な皮脂をエサをとして代謝分解し、「中鎖脂肪酸」と呼ばれる脂肪の一種の原料を排出します。