出典 http://www.howtodrawguide.com/how-to-draw-cartoons/mickey-mouse-pictures-33/
すぐに会話が途切れてしまう
人と話すのが不安
何を聞いていいのかわからない
そんな自分を変えたいと思っている方は多いと思います。
そこで、今回は会話が苦手な人の会話が続くようになるためのコツをご紹介します。
目次
会話が苦手な人の会話とは
会話で何を聞いていいのかわからないから黙ってしまう。
すると、相手が気を効かせてくれて何か話題を振ってくれる。
しかし、質問されても単文で終わってしまう。
その結果、人と会話をするのが苦手になり、成人式や同窓会などの集まりに参加できなくなる。
上記のように、会話が続かない、途切れてしまうといっても原因は一つではありません。
続かない会話には3つの傾向があります。
言葉が出てこない
「こんなこと言ったら相手に変に思われるかも」、「こう言ったら嫌われるかも」などと相手の顔色、反応を常に気にして会話してるタイプの方に多いのが言葉が出てこず会話が続かなくなることです。
「いい人」にみられたいと思って言葉を選びすぎ会話が続かなくなることもあります。
また、ボキャブラリーが少ない、話題についていけないといったことも会話を止めてしまうけど原因になります。
質問が多い
会話が続かない理由として意外と多いのが、質問の繰り返しになっているパターンです。
本人は一生懸命話のネタを提供しているつもりでも、質問ベースの会話だと、その質問ネタが尽きてしまった時に話が終わってしまいます。
会話が止まる
何でも同調して相手が話を止めてしまう。
相づちだけで会話が終わってしまう。
自分の意見、考えを求められてもいないのにすぐに話す。
相手の意見を否定する。
誉められたのに上手く返せない。
実は上記には共通していることがあります。
会話とは一人で行うものではありません。
会話が続かないのは自分の話力で盛り上げることができていないからと考える方は多いと思います。
しかし、実際のところは相手の話す気力が無くなってしまっていることがあります。
会話が続かない理由
実は上記の3つには共通した理由があります。
それは、
「うまく盛り上げなきゃ」
「会話を弾ませなければいけない」
「相手に良く思われる会話にしなければ」
という考えに囚われているということです。
すると、意識は自分の振る舞いや発言に集中します。
「自分の意見」=「自分の価値」と思っているからです。
いい意見を言えば、自分の価値を感じ、つまらない意見ならば、自分の価値が低いと感じる傾向にあります。
こうなったときに発生するのが、先ほど紹介した言葉がでない、質問攻めという会話になり、相手が話す気力を無くし会話が続かなくなります。
会話を長続きさせる3つのポイント
会話を長続きさせる、つまり、会話力を上げるには会話力の基本ともいえる3つのポイントを押さえる必要があります。
その3つのポイントとは聞く力、話す力、表情や声の抑揚です。
会話力やコミュニケーション能力に聞く力は不可欠ですが、聞く力だけでは会話は成立しません。
聞く力、話す力、態度この3つをバランスよく鍛えることが会話力を鍛えるポイントです。
聞く力
会話が続かないのは、相手の話をよく聞いていないからです。
何か他のことを考えていたり、自分が次に話す事に集中してたりと理由は様々です。
しかし、よく聞いていないと理解することができませんから、会話も長続きしません。
よく聞いているのに、会話が続かない人は、相手の話を理解してそれに対して自分なりの感想を伝えなければならないと思っています。
すぐに感想を言ってしまうとその後がつながらないため、会話が長続きしない原因のひとつになります。
会話を長続きさせるためには、相手の話をより深く掘り下げていく必要があります。
聞く力に関してはこちらの記事もご覧ください。
聞く力を鍛える方法
聞く力を鍛えるためには質問をすることです。
しかし先ほど質問が多いと会話は長続きしないとお伝えしました。
ではどのように質問をすれば聞く力を鍛えることができるのでしょうか?
質問内容を考える
相手の話をより深く掘り下げていく質問をするためには、質問内容を考える必要があります。
政治に興味のない人に政治の話をしたり、全くスポーツを見ない人にスポーツの話をしても話は続きません。
なぜなら、それについて興味がないからです。
逆に、グルメな友人に「美味しいパスタの店に教えて」とか映画好きな人に「最近どんな映画見た?」と聞けばよい質問になります。
つまり、質問内容を考えるとは、内容で良い悪いが決まる訳ではなく、相手が興味のある内容かどうかで質問の良し悪しが決まるということです。
質問する内容は相手の興味のある内容なのか?と考える癖をつけることが、相手の話をより深く掘り下げていく質問をするための一歩になります。
質問の仕方を考える
1つ質問して、答えが得られたら必ずそれを深掘りして、その話題を膨らませましょう。
しかし、その内容について豊富な知識を持っていないと当たり障りのないことしか聞けず、結局会話が長続きしないということがあります。
また、質問ばかりが続き、尋問のような形になり、会話が続かなくなります。
そこで、相手のことを掘り下げる質問をしてみましょう。
例えば、相手が川釣りが好きだと知っていたら、天気は良かった?とかどこの川へ行ったのかという質問は思い付くと思います。
相手のことを掘り下げる質問は「〇〇さんはおとなしそうだから川釣りは意外だね。アウトドア派なの?」という風に相手に興味を持ち質問することがポイントです。
興味がない川釣りの話題に無理に合わせ中身のない会話をするより、よほど会話が盛り上がる可能性があります。
何か秘訣があるんですか?
相手の長所を見つけることができたら「何か秘訣があるんですか?」と聞いてみましょう。
「何か秘訣があるんですか?」という質問は、相手の優れている点や魅力的な点を褒めながらの質問になります。
そして、相手の長所や魅力的な点というのは、その人自身が普段から気を付けていることである場合が多いです。
つまり、相手にとっても興味のある話題ということです。
その結果
・褒められて気持ちがいい
・自分の興味のある話題なので、饒舌になる
という2つの効果が期待でき、
会話を盛り上げることができます。
話す力を鍛える方法
会話が続かない理由の一つとして、単文しか話せていないということがあります。
話す力を鍛えるコツとして、内容よりも量を意識して話してみましょう。
量を意識するコツとしては5Wで話す、~で とつなげてみる、感情を表す言葉を使うという方法があります。
5Wで話す
5Wとは
・When いつ
・Who 誰が
・Where どこで
・What 何を
・Why きっかけ
の5つで例えば、先ほどの「〇〇さんはおとなしそうだから川釣りは意外だね。アウトドア派なの?」という質問に対して
When いつ・・・ 2年前
Who 誰が・・・ 大学時代の友達が誘ってくれて
Where どこで・・・埼玉の秩父で
What 何を・・・ ヤマメをつりました
Why きっかけ・・・その時に大きなヤマメが何匹もつれて、その後その場で食べてから、川釣りも川魚にもやみつきになって、いまとなっては毎週末川に行くくらいアウトドア派です。
このような形で膨らませることができます。
あまりにも5Wにこだわりすぎると会話が硬くなってしまいますので気を付けましょう。
~で とつなげる
単文で返さないコツとして~で とつなげることによって、2文以上つなげてみましょう。
例えば、「好きな食べ物は?」と聞かれたときに
「魚です。」
ではなく「魚が好きで、毎日でも食べていたいぐらいです。」
「魚が好きで、秋になると近所のスーパーでよくサンマを買っています。」
というようにでをいれるでけで、会話を膨らませることができます。
感情を表す
5Wで会話を続けていくと会話は続きますが、少しかたい感じになります。
そこで5Wに加え、感情に関る言葉を使ってみましょう。
楽しい、うれしい、つらい、
つまらない、かなしい、喜んだ、
びっくりした、記憶に残った、
思い出にのこった、気に入った
等の言葉を使うことによって会話がイキイキしてきますので試してみてください。
最後に
会話を続けるコツは言葉だけではありません。
表情は憮然としていて、声が低く、棒読みになっている人
笑顔で声も明るい人
どちらと会話をしたいですか?
笑顔で声も明るい人ですよね。
また、多少会話が苦手な人でも表情が明るく声に抑揚がある人は話をして楽しいと相手がとらえてくれます。
このように、会話が続き、コミュニケーションをとるには、聞く力、話す力、表情や声の抑揚3つのバランスが重要です。
聞く力と話す力を鍛えるには一朝一夕ではできませんし、一人でトレーニングも難しいです。
しかし、表情や声の抑揚のトレーニングは一人でもできます。
継続してトレーニングすることで会話を楽しめるようになるはずです。
物事を継続し習慣化させるコツはこちらをご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
最新記事 by 不惑の応急手当広め隊 (全て見る)
- 心肺蘇生法とAEDを学校授業で行うために必要なこと - 2021年1月17日
- 本物そっくり!?AEDガチャを使ってAEDの使い方徹底解説 - 2021年1月7日
- あなたの都道府県は何位?AED普及に力を入れているのはどこの都道府県なのかランキング - 2021年1月4日