出典http://htm1205ky.blog.fc2.com/blog-entry-945.html
仕事ができる人は理解度が高いといえます。
1を聞いて10を知るという言葉があるように理解度が高い人は重宝されます。
理解度が高いと、瞬間的に判断・理解して、臨機応変な対応が可能になります。
そこで、今回は理解度を高める方法をご紹介します。
理解力とは
物事の道理や道筋を適確に判断する能力です。
理解力と一言で言っても、映像を理解する(視覚的)、内容を理解する(聴覚的)問題を読み解く(読解力)、質問に答える投げかけられた言葉を理解する力など様々です。
理解力を鍛えたいと思うのであれば、その原因に向き合い、有効な対処法を見つける必要があります。
理解力が劣っていると
理解力が劣っているとは本当に知識や経験がなく解釈できない=分からない場合と、何となく分かるけど頭に入ってこずにわからない場合と2種類あります。
理解力が劣ると会話をしていても状況の理解ができない、人よりも時間がかかり、まともな会話が成立しないなどコミュニケーション能力の問題。
また、新しい仕事を指示・説明されても、同じミスを連発してしまうなど日常生活上様々な問題が生じます。
ミスを減らす方法としてはこちらをご覧ください。
同じ情報を聞いても瞬間的に受け入れ、自分流に解釈できる人もいれば、頭の中でうまく理解することができずに、困惑してしまう人もいます。
理解力に必要な要素
理解力とはその人の経験と知識によって左右されますが、それ以外にもトレーニングで伸ばすことができるものがあります。
経験・知識
理解力が低い大きな原因の1つに経験や知識の不足があります。
どれだけ頑張って話を聞いても理解できるだけの基礎がなければ理解することはできません。
理解力がある人は経験・知識が豊富です。
今までの経験で得た情報から、新たに理解するために頭を働かせることができます。
想像力
理解力が低い人は、説明を聞いても、その内容を頭でうまく順序立て、組み立てることが困難なため、なかなか理解できません。
一方、理解力が高い人は頭の回転がよく、想像力が豊かです。
このため、仕事の説明や指示を受けると、情報を頭の中で自分なりに想像して順序立て、結論を導き出すことができるため、瞬時に理解することができます。
臨機応変な対応
理解力が低い人は、基本となる知識・経験不足に加えて、想像力を働かせることが苦手です。
場面が変わると応用をきかせた臨機応変な対応ができず、何度も同じ質問やミスをしてしまう傾向があります。
一方、理解力が高い人は臨機応変さに必要な、物事を理解して、素早く対処する能力に優れています。
予定外の出来事に、様々な経験・知識・引出しをもとに、素早く対応できます。
理解力を鍛える方法
理解力を高めるためには、頭の回転の速さや物事を連想して組み立てる能力をトレーニングする必要があります。
日常の習慣やちょっとした心構えでどんな人でも改善することができますので、実践してみてください。
読書をする
理解力に必要な知識やボキャブラリーが増えるだけでなく、読解力、想像力、表現力が豊富になるため理解力を高めることができます。
小説は、一つひとつの出来事が関連し、つながりあうことで完結されています。
途中の情報を読み取れていなければストーリーの大筋を理解できません。
つまり、小説を読むことで頭の中で様々な情報を関連づけ、ストーリーの構成を組み立てることから理解力を高める訓練になります。
また、音読をすることで頭の回転も良くなりますので、こちらの記事も参考にしてください。
記憶力を高める
記憶力を高め、頭の中にたくさんの情報があれば、それらを関連付けることでより多く理解することができます。
記憶力を高めるために、脳トレや単純な暗算など様々なトレーニングをするのもおすすめです。
記憶力と理解力
しかし、理解力を高めるために記憶力を鍛えることは必要ですが落とし穴があります。
人は記憶をする時は右脳を使い、その記憶を整理・分析するのは左脳が行うということです。
つまり理解するというのは左脳で行うため、記憶と同時に行うと左右両方の脳をいっぺんに使うことになります。
会話で例えると『相手が話している内容を記憶する』と『相手の話している内容を理解する』を頭の中で同時に行っているのです。
そのため、どちらの働きも中途半端になってしまうため、話を完全に理解しきれないのです。
こうした脳の使い方を改善するには、まず記憶することと理解することを同時に行わないよう心がけてみましょう。
特に最初は相手の話の内容を記憶することに集中したほうがいいです。
おすすめなのは、話している内容をメモすることです。
そうすることによって、記憶は全てメモに任せ、脳は理解することに集中できます。
理解したことを他の人に話す
多くの人が、理解したつもりになっていることが多いです。
知っていたつもりでも、詳細な説明を求めると何を言っているか分からない、頭では分かっていても上手く表現できない。
実はこれも理解力が低い人に見られる特徴です。
頭で分かったことを確実に理解するためには、第三者にそのことを話すのが最も有効です。
理解したことを概念的に捉え、そこから自分の経験や知識を絡めて再構築します。
それを第三者に話すことで、理解力を高めていくことができます。
最後に
理解力は記憶力に比べてテクニックに頼ることはできません。
そのため、時間をかけて少しずつトレーニングをしていく必要があります。
記憶力に関してはこちらの記事をご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
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