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仕事ができる人と仕事ができない、うまくいっていない人の違いの一つにPDCAサイクルがうまく回っているかどうかということがあります。
仕事ができる人はPDCAサイクルがきちんと回っている。
仕事がうまくいかないときは、PDCAサイクルが崩れている。
セミナーや講義でよく言われていますが、PDCAサイクルとはどういうものなのでしょうか?
目次
PDCAサイクルとは
PDCAサイクルとは生産技術における品質管理などの継続的改善手法で、サイクルを構成する4段階の頭文字をつなげたものです。
P:plan 計画をたてて
D:do 実行に移して
C:check 答え合わせをして
A:action 改善してやってみる
物事がうまくいくには、常にこのPDCAの繰り返しが必要だというものです。
PDCAを意識して回すことによって、ミスをすることが極端に減り、たとえミスをしたとしても、きちんと「検証」して次の成果につなげることができます。
ミスを予防するだけではなく、人を成長させ成果を最大化できるのも特徴です。
また、ミスの予防に関してはこちらでも扱っていますので、参考にしてください。
PDCAがうまく待っていない理由
PDCAがうまくいかない人は何が問題なのでしょうか?
心の問題
一番多いのは心がPDCAの回転を止めている心の問題です。
「改善なんて面倒臭い」「別に今のままで何がダメなんだ」という気持ちを誰しも少なからず持っています。これを心理学で「現状維持バイアス」と呼びます。
この「現状維持バイアス」が強い人ほど、腰が重くて新しいことに対応しにくくなってしまっているわけです。
plan 計画が目標に向かっていない
目的地に行くために地図が必要なように、仕事やスポーツ、ダイエットでも「計画」が必要です。
この「計画」において欠くことのできないのが目標であり、最終的なゴールにつながります。
しかし、ゴールも分からずに走っていては、到底ゴールにたどり着くことはできませんし、目標を立てても、「“できる目標”を立ててしまっている」というケースもあります。
目標を達成することが目標になってしまっていて、本末転倒になってしまう、これも最終的なゴールを見つめて、目標を立て、計画を立てる必要があります。
逆算思考
仕事ができない人は無計画に仕事に取り掛かります。
考えもせずすぐにしごとにとりかかると、無駄な手間が増え、遠回りになりかえって時間がかかります。
一方、仕事ができる人は、まず終わりを把握することから始めます。
納期から逆算し、どういう手順でどういう速さで仕事を進めていくのかPlan(計画)を立てます。
終わりを把握し逆算をして、計画を立てるため、効率的に仕事を進めることができます。
仕事ができる人は逆算思考ができる人といえます。
do実行のクオリティが低い
PDCAで「do」だけは簡単な気がしませんか?、「ただ実行するだけだろう」と思われるかも知れません。
しかし、同じ仕事をしても、早い人・遅い人、丁寧な人・雑な人がいるように同じ「do」でも、人によって違いがあるのが現実です。
質の高い仕事を目指すためにも、自分自身に何が足りないのか、どこが弱点なのかを自覚しなければいけないのです。
doのクオリティが低い人というのは、“自分自身のことを分かっていない”という人が多い傾向にあります。
check 検証して答え合わせをしていない
PDCAがうまく回っていない人の中で、最も多いのは「CHECK」の不足です。
計画は立て、実行はするけれど、振り返りをしないという人が多くいます。
達成できた、できないに執着して、達成できなかったときに、なぜ達成できなかったのかということから、目をそらしている人が多いのです。
自分たちが行ったことに関しては、しっかりと振り返り、何がよかった、なにが悪かったかを確認をすることにより初めてPDCAサイクルが成り立ちます。
成長する人・組織というのは、この振り返りの機会を非常に重要視しています。
また、振り返りの機会の優先順位を高くしてスケジュールに必ず組み込んでいます。
振り返りをするからこそ、次のACTIONに繋げることができるのです。
action 改善をしようとしない
doとactionは日本語にするとあまり変わりませんが、実は大きな違いがあります。
PDCAにおいて「ACTION」は答え合わせをした上で改善をするという、非常に重要なことです。
これをするためにPDCAサイクルを回している、と言っても過言ではありません。
しかし、そもそもACTIONをしようとしていない人・組織が多すぎるのです。
例えば、仕事のやり方一つにしても「毎年同じ仕事のやり方をしている」という人は「ACTIONができていない」ということになります。
同じやり方が続いてしまっているようなら「actionができていないな」と自覚をするようにしましょう。
最後に
PDCAサイクルはどんな業種の人にも有効です。
今の自分はPDCAサイクルのどの部分が足りないかを把握しましょう。
無計画ならplan、残業が多いならdoの改善、ミスを防ぐならcheck、成果を上げるならactionと立場や置かれている状況によっても、重点を置くべきポイントは少し変わってきます。
PDCAは、P→D→C→Aと1周して終わりではありません。
「A」まできたら、また「P」に戻り、さらに高いレベルの「PDCA」を回すことがPDCAの本質です。
不惑の応急手当広め隊
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