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仕事ができる人はコミュニケーションがしっかりととれています。
一方、ミスが多い人のミスの原因で多いのがコミュニケーション不足です。
伝えたつもりで伝わっていなかったり、言葉足らずで相手を勘違いさせてしまいミスが起きます。
そこで今回は、コミュニケーションの達人になる方法についてご紹介します。
目次
コミュニケーションとストレスの関係
現代社会では、他人とのコミュニケーションをまったく取らずに生活することは非常に困難といえます。
特に職場ではコミュニケーションが原因で、ストレスが生じることが多くなってきています。
冒頭にあげたコミュニケーション不足によるミス以外でも、コミュニケーションがストレスの原因になるものがあります。
勘違いをさせやすい
コミュニケーションが上手くとれていないと、こちらの意図はうまく伝わらずに勘違いさせてしまうということがあります。
例えば、悪気はないのに上司に誤った敬語を使って怒られたり、間違った言葉遣いで相手を勘違いさせ、その結果ミスを引き起こしてしまうということがあります。
また、苦手な仕事なのにまるで得意であるかのような話し方をして、できない仕事を任されてしまいミスにつながることなどもありますので、気を付けなければいけません。
言いたいことが相手に伝わらない
コミュニケーション不足が原因で言いたいことが相手に伝わらない時、多くの人がストレスを感じます。
特に説明することが苦手な人は、なぜ言いたいことが相手に伝わらないのかを考えて改善していく必要があります。
コミュニケーションとは
コミュニケーションという言葉を検索すると、伝達、通信、交流、情報、伝達といった言葉が並びます。
しかし、伝えるというと、一方向だけの矢印になります。
これではコミュニケーションが取れているとはいえません。
伝えたつもりが起きる原因
コミュニケーションの語源は、ラテン語のcommunis(コミュニス)と言われています。
このcommunisには、共通の、共有する、分かち合うといった意味があるようです。
伝えるという意味のコミュニケーションよりも共有するという意味のコミュシスの方が求められているコミュニケーションに近いといえます。
コミュニケーションにおいて、伝えたつもり、わかったつもりいったコミュニケーションのミスが起こるのは、この共有するという本来の目的、そして、伝え合うという点を失念していることが原因といえます。
コミュニケーション能力が高い人の特徴
では、コミュニケーション能力が高い人というのはどのような人を指すのでしょうか?
この人と話してよかった。この人の話はわかりやすい。そして、またこの人と話したい。
そのようにに相手が感じる人こそ、コミュニケーション能力が高い人だと言えます。
挨拶がしっかりしている
挨拶は、いちばん簡単にできて、いちばん大切なコミュニケーションです。
気持ちの良い挨拶をすると自分だけでなく、周りにもよい影響を与えることができます。
コミュニケーション能力の高い人は笑顔で挨拶ができ、挨拶に一言添えてフレンドリーな印象を与えることができます。
誰とでもすぐ仲良くなれる
コミュニケーション能力の高い人聞く力と話す力に優れています。
会話が上手く、誰とでもすぐ仲良くなることができます。
さらに、壁を作らず自分のことをさらけ出すのも上手いので、相手も安心して警戒心を解くことができ、信頼関係を築くのがとてもスムーズです。
会話が上手くなるコツはこちらの記事をご覧ください。
相手を否定しない
コミュニケーション能力の高い人は、例え考え方が違っても相手を否定しません。
相手がどういう価値観や考え方を持っているのかを真剣に聞き、疑問に思うことがあれば質問をし、理解しようとします。
理解できなかったとしても、そういう考え方もあるんだ、と肯定することができる人です。
人に興味を持つ
コミュニケーション能力が高い人は、人に好奇心や興味を持っています。
この人はどんな人なんだろう?どんな生き方をしてきたのかな?どんな話をするんだろう?と興味を持って相手の話を聞くことができます。
心から興味を持って聞くので、相手も気持ちよくしゃべってくれるようになります。
そして、相手が自分が知らないことを知っていれば、純粋にその人から新しいことを学ぶことができる柔軟な心を持っています。
よく笑う
笑顔でいることによって人当たりが良いイメージを与え、相手は話しかけやすくなります。
いつも素敵な笑顔で人に接している人のところに、人は寄っていくものです。
笑顔と笑い声は伝染力の強いものですので、自分から笑うことによって相手も笑顔になりコミュニケーションをとることができるようになります。
コミュニケーション能力を高める方法
コミュニケーションの力を高め、コミュニケーションの達人となるポイントは、コミュニケーションはキャッチボールだということを理解することです。
コミュニケーション能力のポイントをご紹介します。
1.キャッチボールをするという意図を持つ
意図がなく会話を始めてもコミュニケーションは成り立ちません。
意図があって、初めてコミュニケーションが成り立ちます。
ボールのスピードが速すぎれば、相手に迷惑をかけますし、ボールが遅いと、相手まで届きません。
ボールが違う方向へ飛んでしまうと、相手は取りに行かなければなりません。
会話も同じで、話のスピードが速いと、相手に迷惑をかけますし、話が遅いと、退屈してしまいます。
話がそれてしまうと、いらいらしてしまいます。
会話はキャッチボールであるということを理解しましょう。
2.相手の同意がとれている
一見当たり前のようですが、実際には、相手がコミュニケーションを交わす準備ができていないのに、一方的にボールを投げつけているということが少なくありません。
特に電話での会話は相手が何をしているのかわかりません。
電話や忙しそうな人に話しかけるときには、「今お時間よろしいでしょうか」など同意をとるようにしましょう。
3.適度な距離をとる
実際のキャチボールと同様、近すぎても遠すぎてもキャッチボールは成り立ちません。
相手との適度な距離があって、初めてコミュニケーションは成り立ちます。
距離は物理的な距離だけではなく、心理的な距離も含まれます。
相手を観察し、相手が許容する範囲まで近づき、コミュニケーションをとりましょう。
4.一度に1つ以上の話をしない
キャッチボールのときは、一度に投げるボールは、1個だけです。
2個も3個もボールを投げては、相手は受け取れません。
コミュニケーションでも同じです。
一度に話す内容は一つに絞りましょう。
5.受け取りやすいボールを投げる
真剣になりすぎるあまり、無意識のうちに勝ち負けの構造に入ったりしてしまいします。
すると、いつの間にかキャッチボールではなく、ドッジボールのようになってしまいます。
相手が受け取りやすいボールを投げるよう意識することも大切です。
また、その日は初めて話をする人でも、「先日はありがとうございました」などと伝えてから話をすると、前回の話を交えながら今回も話の続きができるため、スムーズに会話に入ることができます。
話が分かりづらいといわれる方はこちらの記事を参考にしてください。
最後に
コミュニケーションは短いキャッチボールの繰り返しです。
キャッチボールの1回を短くすることによって、リズムよくテンションが上がっていき、リズムよくコミュニケーションをとることができます。
コミュニケーション下手といわれている人は会話のキャッチボールが成立していません。
コミュニケーション能力を高めたい方はこちらの記事もご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
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