飲んだ後二日酔いで頭の痛みを訴える人、二日酔いの後遺症がない人この二人の違いはなんでしょうか?
二日酔いで頭が痛い人は下記の記事も参考にしてください。
目次
二日酔いの原因
二日酔いの原因は、アルコールを体内で分解していく途中に発生する、アセトアルデヒドという物質によるものです。
お酒を飲みすぎてしまったときや、体調がすぐれないのに飲んだとき、アセトアルデヒドをうまく分解できずに、翌日にも残ってしまう。これが、二日酔いです。
個人差があるため、たくさん飲んでもアセトアルデヒドをうまく分解できる人、少量しか飲んでいないのに、アセトアルデヒドをうまく分解できない人と様々なため、二日酔いになりやすい人、なりにくい人がいます。
二日酔いになってしまったら
アセトアルデヒドをいかに早く分解するか。これが、二日酔い解消のポイントです。
大量の水をたくさん飲んで、水分を補給してください。
尿とともに、体内のアセトアルデヒドが外へ出ていきます。
二日酔いになりやすい人
いつも二日酔いになってしまう人や、どんなに飲んでも二日酔いにならない人がいますが、その違いはどんなところにあるのでしょうか。
アセトアルデヒドを分解する酵素が少ない
二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解するアルデヒド脱水素酵素というものがあり、アルデヒド脱水素酵素の能力には、個人差があります。
アルデヒド脱水素酵素の活性が弱い「不活性型」の人は、安定的に活性がある「活性型」の人と同量のお酒を飲んでも、血中のアセトアルデヒドの濃度が10倍以上高くなってしまいます。
二日酔いの症状
二日酔いから解放されるのは平均で24時間後と言われていますが、二日酔いの症状と原因は以下の通りです。
口が渇く
肝臓でアセトアルデヒドが分解される際、大量の水分が消費されます。
そのため、飲み過ぎなどによって肝臓がオーバーワークを強いられると、身体は脱水状態に陥り、結果として翌日に「口の渇き」を覚えるようになります。
吐き気、頭痛
肝臓がアルコールを分解するときに発生する「アセトアルデヒド」が体内に残ると、脳の血管が拡張され、頭痛の原因となる神経を刺激されます。
これにより、頭痛がおこります。また、アセトアルデヒドは嘔吐中枢も刺激するため、吐き気ももよおされます。
胸焼け、吐き気、嘔吐
アルコールの吸収時、胃酸過多の状態となり、胃が傷ついてしまうため、「胸焼け」「吐き気」「嘔吐」の症状が出ます。
二日酔いを防ぐ方法
二日酔いを完全に防止する方法は今のところないといわれていますが以下の点に気を付けましょう
飲酒前
水分補給をしっかりしておく
アルコール分解時には大量の水分が必要になるため、事前に水分補給をしておくことで水分不足を防ぐことができます。
胃の中が水分不足だと、胃酸過多による吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。
飲酒時
二日酔いを回避するためには、飲酒量に気をつけることが最も重要なポイントです。
適量を心がける
多量のアルコール摂取は、二日酔いの大きな原因です。
日本人にはアセトアルデヒドを分解しにくいという特徴を持つ人が多いので、ストレスや疲れがたまっているからといっても、深酒は避けるようにしましょう。
成人男性のアルコール摂取量の目安は、ビール中びん1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ウイスキー・ブランデーダブル(60ml)、焼酎1合(180ml)、ワイン1杯(120ml)で、女性は男性よりも、肝機能の働きが低く、アルコールを分解するためにより多くの時間を必要になりますので、女性は、これよりも少なめを目安としましょう。
空腹状態でお酒を飲まない
空腹時の飲酒は、肝臓や胃に負担がかかるため、アルコール分解のパフォーマンスが低下します。
また、胃の中が空っぽのときはアルコールの吸収が早まります。
肝臓も空腹時はエネルギーが不足しているため吸収は早いが分解は遅いという状態になり、二日酔いになってしまいます。
飲酒後
酔いにまかせてそのまま寝てしまうこともあるかもしれませんが、少し工夫をするだけでも二日酔いになりにくくなります。
水分補給をする
アルコールには利尿作用があるため、お酒を飲んだあとは水分不足になりやすくなります。
これにより、血液中の水分が減ってしまい、血がドロドロになることで、眠っても疲れがとれにくくなってしまいます。眠る前に十分に水分を補給しておきましょう。
二日酔いに効くツボ
二日酔いを完全に防ぐ方法はありませんが、ツボを押して肝機能を高めておいてから飲む、飲んでから肝機能向上のフォローをすることである程度防ぐことはできます。
日月(にちげつ)
出典 https://www.tsubomaster.com
位置
乳首の真下方向で、
肋骨の下から3本目の骨の上にあります。
脇腹から探っていくと、わかりやすいと思います。
効果
休みなくアルコールを分解している肝臓に良いとされています。
押し方
指3本をつぼのある肋骨の隙間に入れるように当てて、少し前かがむ様にしながら、骨の上側に向かって押します。
息を吐きながらゆっくりと押し、
力を抜いて息継ぎするのを、8回おこなって下さい。
終わったらツボの周囲を含めて、
マッサージをして下さい。
太衝(たいしょう)
出典 https://www.tsubomaster.com
位置
足の親指の骨と次指の付け根にあるツボで、押すと痛みが走ります。
効果
飲む前の予防としては肝機能の向上、二日酔いになってからは、
低下した肝機能を回復する為に、
不可欠なツボです。
押し方
膝を立てたり膝の上にもう一方の足を乗せると、押しやすくなります。
少し押すだけで無理する事はありません。
優しく軽くコリコリと20回程、
押し回すだけでも結構です。
終わったら周囲を、
マッサージしておきましょう。
肝陽(かんよう)
出典 https://k-kori.com/mimitubo/634.html
耳にあるツボでその名の通り、
肝臓に陽の気を送るツボです。
位置
耳たぶの外周真上からやや下に、
下がった所にあります。
効果
慢性急性肝炎や肝機能向上で使われます。
押し方
耳の頂点から後ろ側をグリグリと押し回します。
親指の腹と人差し指で持ち、
息を吐きながら5回、
息継ぎをしてまた5回、
合計20回程おこなって下さい。
最後に
今回は二日酔い予防に効くツボをご紹介しましたが、なにより大事なのはお酒をおいしく感じる程度に飲みすぎないことですね。
不惑の応急手当広め隊
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