一般市民のためのコロナ対策の心肺蘇生法 徹底解説




出典 https://blog.bls.yokohama/archives/7047.html



もしも道を歩いて人が倒れていたらあなたはどうしますか?

119番通報をした後、救急車が来るまでのわずかな間に応急処置ができるかどうかで命が助かるかどうかも変わってきます。




当サイトでもこれまで、応急手当の知識や心肺蘇生法の方法をご紹介してきました。



しかし、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化している昨今、道端で人が倒れても手出しをしないほうがいい、というニュースなどを目にするようになりました。



もともと救護活動は心的外傷の問題等リスクがある行為です。


さらにコロナの影響で飛沫感染のリスクが増えました。



今後は感染のリスクヘッジをした上で、いかに救護活動できるかポイントとなってきます。



そんな中、アメリカ心臓協会 AHA がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染対策を盛り込んだ一般市民向け心肺蘇生法の方法を発表しましたので、ご紹介します。




次の表のフローチャートはアメリカ心臓協会 AHAが医療従事者等に向けBLS横浜が翻訳したものたものです。

流れとして参考にしてください。

出典

https://blog.bls.yokohama/wp-content/uploads/2020/04/covid-19-bls-algorithm.pdf




人が倒れていたらコロナウィルスかもしれないけどどうしたらよいか?

コロナウイルス感染が怖いから倒れている人には近づきたくない。

そのように考えるのは当然だと思います。


しかし、すぐに逃げるのではなく、意識状態と呼吸状態を分かる範囲で確認して、反応がなかったり、普段通りの呼吸をしていないのであれば119番通報することが重要です。





コロナウィルスに感染者への心臓マッサージで飛沫が拡散する可能性がある


コロナ対策の心肺蘇生法と従来の心肺蘇生法で最も変わった点は、


救助者の口と鼻をマスクや布などでカバーする 

傷病者の口と鼻をマスクや布なのでカバーする

の2点です。

心臓マッサージするだけでも口・鼻から呼気が漏れ出て、飛沫となったウイルスが拡散する可能性があるため、胸骨圧迫時に肺から押し出された呼気によって空気中にウィルスが飛散することに備えることが目的です。


つまり、コロナ対策の心肺蘇生法のポイントは、救助者地震がマスクをするだけでなく、胸を押し始める前に、傷病者の口と鼻をハンカチやタオルなどでカバーしてくださいということです。







コロナ対策の心肺蘇生法は心臓マッサージ(胸骨圧迫)のみを行う



医療従事者であっても、バッグマスクがない、もしくはバッグマスク換気ができない場合は、成人傷病者には人工呼吸はしない、というのが基本方針です。




バッグマスク

バックバルブマスク

出典 https://nursepress.jp/227035




そのため、心肺蘇生法は心臓マッサージのみ、胸の中央を強く早く1分間に100-120回の速さで押します。

心臓マッサージをする際、この段階では素肌を露出させず、服の上からだいたい胸の真ん中あたりに手の付け根を当てましょう。



また、心臓マッサージを終えた後は、手を石鹸で洗い、消毒をすることも重要となってきます。





AEDが到着してからの注意点(コロナ対応)



コロナ対応ではない従来の心肺蘇生法同様、AEDが届いたら直ちにAEDを使用します。



AEDが到着したら胸部の素肌を露出させパッドを貼る必要がありますが、そのときもなるべく素肌に触れないように、まずはAEDケースの中に感染防護手袋が入っていないかを確認して、手袋装着を優先しましょう。






子どもの救命には人工呼吸が重要


バッグマスクがない場合等、成人傷病者には人工呼吸はしないという方針に対して、呼吸が原因で心停止が起こる可能性が高い子どもの救命の上では人工呼吸は欠かせません。



出典 https://blog.bls.yokohama/archives/7165.html


子ども用と成人用のコロナ対策の心肺蘇生法で最も大きな違いは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と呼気吹込み人工呼吸で心肺蘇生を行う(あなたにその意志があり、可能であれば)と明記してあることです。


子どもが倒れている場合、対応する可能性が高いのは親や家族が想定されます。


そのため、“あなたにその意志があり、可能であれば”ということは、助けたいという意思はあったとしても人工呼吸が可能かどうか、つまりポケットマスクやバッグマスクなどの感染防護機能が実証された人工呼吸器具を備えているかということが重要になってきます。









最後に


コロナ対応の心肺蘇生法についてご紹介しましたが、備えが十分でない場合は無理をする必要はありません。



まずは、自分の安全を確保し、119番通報することが重要です。


また、新型コロナ関連ニュースは情報が日々刷新されていきますので、今回ご紹介した手順もこの先変更等が出てくる可能性があります。


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