ヒヤリハット体験、ハインリッヒの法則から学ぶ大きな事故を防ぐための方法 徹底解説

 

出典 https://www.delphys.co.jp/works/detail.php?id=36

 

突然ですが、皆さんには『あれは危なかった』『ゾッとした』九死に一生の体験はありますか?

運としか言いようがないとか、虫の知らせがあった等々で避ける事ができたという経験は多かれ少なかれ経験したことがあるという人がほとんどではないでしょうか?

 

しかし、その体験のほとんどが、避けることができたり、うっかりミスの積み重ねであることが多いといえます。

 

そこで今回は、大きな事故を防ぐために必要な方法をヒヤリ・ハット体験、ハインリッヒの法則という2つのキーワードとともにご紹介していきます。

 

 

ハインリッヒの法則とは


事故の統計的法則として、ハインリッヒの法則というものがあります。

これは、重大な事故が発生する陰には、必ず軽傷事故が蓄積されており、その軽傷事故の陰にも事故に至らない多くの危険な状態が存在するという法則です。

 

具体的には次のような数字で示されます。

 

<ハインリッヒの法則>

 

1件の重大事故の背景には、29件の軽い「事故・災害」が起きており、さらに事故には至らなかったものの、一歩間違えば大惨事になっていた「ヒヤリ・ハット」する事例が300件潜んでいるという法則性を示したものです。

 

この危険な状態が通常「ヒヤリ」とした、また「ハッ」としたと表現されることからヒヤリ・ハットと呼ばれています。

 

 

ヒヤリハットの具体例


例えば、

小さな子どもの手が届くところに熱いお茶を置いてしまい子どもがコップを倒してしまった。火傷はしなかったもののヒヤリとした。

座敷に置いたままのチラシを高齢者が踏み、足をすべらしてしまった。

高所作業をしていてバランスを崩して転落しそうになった。

自転車走行中に曲がり角で飛び出してきた人とぶつかりそうになった

路面が凍結していたため、スリップした。

駐車中の車と車の間から道路を横断しようとしたところ、走行してきた自転車と衝突しそうになった。

両手に荷物を持って歩いている途中、雪の下の路面は前日からの雪で凍結しており、足を滑らせ仰向けに転倒しそうになった。

事務所内で、机の席から、FAXを送信しようと立ち上がり振り向いたところ、移動式袖机の引き出しにつまずき転倒しそうになった。

スチールロッカーの扉を開けようとしたら、扉面にマグネットで取り付けていたホワイトボードが、足元に落下して足指先を打撲するところだった。

落とした食器の破片で手を切りそうになった。

料理していた際、指が刃に接触しそうになった。

重いものを無理に持ち上げようとした際、腰を捻った。

立て掛けてあった物が倒れて足に当たりそうになった。

 

など、仕事中・プライベート問わず、誰もが経験したことがあると思います。

 

当事者は自分を責めがちですが、このヒヤリ・ハットをしっかりと分析することが事故を未然に防ぐことにつながります。

 

また、「1:29:300」という数字に着目されがちなハインリッヒの法則ですが、ハインリッヒは、重要なのはその数字ではなく、それらが同じ原因に根ざしているという事実である。ゆえに膨大なヒヤリ・ハット事象の原因を調べてそれを潰していくことで、事故・災害も防げるのだ」と主張していたそうです。

 

 

こちらは吉本興業と国土交通省が共同制作した「ヒヤリハット」の教育動画です。

クイズ形式でヒヤリハットに関して説明していますので参考にしてください。

 

おうちクラブの事例から学ぶ!ヒヤリハット講習~建設現場はヒヤリとしてハッとすることがいっぱい~

 

 

 

ケガや事故が起こりやすい場所


ケガや事故というと外出中に起きていると思われがちですが、実は7割近くが家庭内で起こっています。

 

家庭内でのヒヤリとした、またケガをした場所は

リビング・居間
自宅の玄関・階段・廊下
台所・ダイニング
自宅の庭・ベランダ
寝室・ベッド・寝具等
集合住宅の共用部
その他の家の中での製品等

〈参考  東京都生活文化局消費生活部平成29年ヒヤリ・ハッと調査 〉

の順番でヒヤリ・ハッとした場所が続いており、ヒヤリとした場所がわかることによって、どのようにヒヤリ・ハッとしたかがわかるようになります。

 

つまり、特に多いのが段差でつまずいてケガをしやすい、次に転倒や火傷ということがわかると思います。

 

このようにヒヤリとしたことハッとしたことから分析をしていくことで、本人も家族も注意するようになり、事故を未然に防ぐことができるようになってくるのです。

小さいお子さんがいる家庭では階段に柵を設けたり、机の角にストッパーを付けているご家庭も多いかと思います。

お子さんが成長してから月齢によってケガも変わってきますので、家族でヒヤリ・ハッと体験を話し合うことによって、家庭でも事故防止の習慣をもう一度考えてみましょう。

 

 

最後に


ケガをしてしまった時に備えて応急手当の知識を学ぶことは大切ですが、何よりも重要なことはケガをする前に事故を未然に防ぐことです。

とは言うものの、小さな子どもや高齢者はケガをする確率も高く、重大な事故につながる危険性があります。

また、事故を未然に防ぐといっても、道で自動車や自転車、小石や段差まで危険なものをあらかじめ排除しておくわけにもいきませんので、統計などで危険だとわかっている場所などを頭に入れて事故を未然に防ぐ習慣をつけましょう。

 

また、怪我をしてしまった際の応急手当も併せてご覧ください。

 

http://minna-guard.site/簡単%ef%bc%81アニメで学ぶ応急手当外傷など/

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