コンビニエンスストアへのAED設置の動き
平成16年(2004年)に一般市民にAED使用が認められてから、公共施設や交通機関、事業所内などにAED設置が進む中、24時間利用できる場所は少ないのが実情でした。
そこで注目されているのが、コンビニエンスストアへのAED設置です。
地方自治体がコンビニと連携し、多数存在するコンビニエンスストアにAEDを設置することにより、一般市民による心肺蘇生の機会が拡大し、更なる救命率の向上が期待されます。
AEDが設置されているコンビニは令和3年1月(2021年)現在では4085店舗のコンビニにAEDが設置されています。
今回はランキング形式で各コンビニ別のAED設置数をご紹介します。
コンビニ別AED設置数ランキング
各自治体は、夜間や早朝などの時間帯にもAEDが使用できるようコンビニと連携し、コンビニへのAED設置をすすめています。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキの大手コンビニ5社などのコンビニのAED設置数はどうなっているでしょうか?
8位から順に発表していきます
*以下の情報は当サイトが確認した時点のものです。詳細については各自治体にお問い合わせください。
“8位 1店舗”
9位は関西私鉄大手2社の京阪電気鉄道、南海電気鉄道の駅に主に出店している駅コンビニエンスストアのアンスリーです。
アンスリーは寝屋川北口店1店舗にAEDを設置しています。
“7位 3店舗”
7位は広島県広島市安佐北区に本社を置く日本のコンビニエンスストアチェーンポプラです。
ポプラは水戸市や宗像市など3店舗にAEDを設置しています。
“6位 8店舗”
7位は北海道に本社を置き日本に現存する最も古いコンビニエンスストアの一つセイコーマートです。
セイコーマートは北海道発のコンビニですが水戸市に8店舗AEDを設置しています。
“5位から1位まで一気に発表です”
5位はデイリーヤマザキ59店舗です。
4位はミニストップで155店舗
3位はローソン658店舗
2位はファミリーマート1119店舗
そして、1位は2082店舗でセブンイレブンです。
予想はいかがでしたでしょうか?
各自治体別のAED設置があるコンビニはこちらの記事でまとめています。
最後に
全国的に見てもコンビニへAEDを設置している自治体は1,718市町村中100市町村とまだまだ少ないのが実情です。
その中でも各自治体では、AEDを導入した事業所の登録制度を新設や登録した企業は市ホームページなどで紹介するほか、使用した電極パッドの買い替え費用約1万円を補助や導入のための助成金を設けるなど、店舗数は着実に増えています。
実際に、近くのコンビニエンスストアに設置されていたAEDで除細動を行い、心拍の再開を行うことができた例が増えてきています。
また、コンビニエンスストア以外では、ドラッグストアなどにも設置が積極的に進められています。
AED設置店舗では、緊急時に備えAEDの設置及び従業員によるAEDの受渡しのみとなります。
そのため、AEDが設置された店舗のスタッフだけでなく、一人でも多くの人がAEDの正しい使い方を学んでおくことが、救命率の向上にかかせません。
救命講習に関してはこちらの記事をご覧ください。
不惑の応急手当広め隊
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