出典 https://tv-rider.jp/column/2826
のぼせやすい
顔が赤くなりやすい
手汗をよくかく
ゲップをよくする
夏やスポーツ後でなくても、上の項目に当てはまる方、エネルギーがうまく循環していないのかもしれません。
このようなようなタイプの人は東洋医学や漢方の世界では気逆というタイプに分類され、上から下へ流れますが、このタイプは下から上に逆流してしまい、のぼせやすい状態になります。
また頭痛、めまい、動悸、激しい咳、呼吸困難、吐き気や嘔吐、ゲップなどをよくする人も気逆の状態であるといえます。
のぼせやすい、手汗をよくかくという方は気逆の状態かもしれません。
そこで今回は、東洋医学で気がうまく循環していない状態『気逆』とはどういう状態なのか?気逆の状態になったらどのように改善すればよいのかをご紹介します。
不調のタイプチェックリスト
不調にはタイプがあり、半数以上当てはまるものがタイプになります。
また、複数の不調タイプがある場合があります。
A 気のチェック①
1.体がだるい
2.気力がない
3.疲れやすい
4.食欲がない
5.食後に眠くなる
6.横になりたくなる
7.風邪をひきやすい
8.声が小さく、力がない
9.胃もたれしやすい
10.息切れしやすい
B 気のチェック②
1.冷えやのぼせがある
2.動悸がする
3.吐き気がする
4.咳き込み、顔が赤くなる
5.急に顔が赤く、熱くなる
6.急な頭痛に襲われる
7.急な腹痛に襲われる
8.手足に汗をかきやすい
9.焦燥感に襲われる
10.ゲップをよくする
C 気のチェック③
1.朝起きられない
2.気分が落ち込む
3.頭が重い感じ
4.のどのつまり感がある
5.胸がつかえる
6.お腹が張る
7.ガスが多い
8.残尿感がある
9.不安感が強い
D 血のチェック①
1.月経痛がひどい
2.眼の下にクマができやすい
3.肌がくすんでいる
4.鮫肌である
5.唇の色が悪い
6.アザができやすい
7.痔がある
8.生理前にニキビができる
9.手足が冷える
10.肩こりがひどい
E 血のチェック②
1.髪の毛が抜けやすい
2.顔色が青白い
3.皮膚が乾燥して荒れやすい
4.貧血になりやすい
5.爪が割れやすい
6.唇が乾燥する
7.目がかすむ
8.足がつりやすい
9.月経不順、血量が少ない
10.集中力がない
F 水のチェック
1.むくみやすい
2.体が重い感じ
3.関節痛があり、手足がしびれる
4.車酔いしやすい
5.めまいや立ちくらみがする
6.胃がむかむかして、嘔吐する
7.飲み物を飲むと、お腹がポチャポチャと音がする
8.鼻水が出やすい
9.下痢しやすい
10.のどが渇きやすい
Bの項目が一番多い人が気逆タイプ
不調のタイプは、大きく分けて下の6つのタイプがあります。
Aが多い人は「気虚(ききょ)」タイプ。エネルギー不足で、心も体も疲れ気味。
Bが多い人は「気逆(きぎゃく)」タイプ。エネルギーが下から上に逆流し、気の巡りが悪い状態。イライラしやすい。
Cが多い人は「気滞(きたい)」タイプ。気の量は十分にあるものの、うまく巡っていない状態。うつうつしたり、眠りの質が悪くなる。
Dが多い人は「瘀血(おけつ)」タイプ。血の量は十分あるものの、流れが滞っている状態。顔色が悪く、肩こり、月経痛などに。
Eが多い人は「血虚(けっきょ)」タイプ。血の量や質が低下している状態。立ちくらみやしびれ、動悸が起きたり、月経不順などに。
Fが多い人は「水毒(すいどく)」タイプ。体内で水の代謝が乱れ、水の一部が滞ったり不足している状態。目の乾燥やむくみ、めまい、便秘などに。
このようにエネルギーが逆流して流れが悪い人は気逆タイプといえます。
エネルギーが逆流している状態とは
エネルギーは、上に昇りやすい性質を持っています。
緊張すると顔が火照ることがありますが、自律神経やホルモンバランスが崩れやすい更年期障害などでも、のぼせ、動悸、発汗などが見られます。
漢方では、これらの症状はエネルギーつまり、気の働きが不安定になって、上の方に突き上げるのに伴って起きると考え、「気逆(きぎゃく)」と呼んでいます。
同様に発作性の頭痛や、こみ上げてくるような咳や嘔吐も、「気逆(きぎゃく)」による場合があります。
気逆の特徴
このタイプは気が上半身に集まって停滞してしまうため、のぼせ、ほてり、耳鳴り、寝汗、ドライアイ、口渇、生理不順といった症状がよく現れます。
これらの症状は更年期障害特有の症状と重なります。
抵抗力や免疫力が落ちているので、体調を崩しやすく、夏風邪をこじらせたりするので、睡眠不足、過労、冷えには要注意です。
発作的に症状が出ることが多く、一見正常に見えますが、イライラしたりストレスを感じやすいので、できるだけ安静な環境を作り、ゆったりした気分で過ごすように心がけましょう。
立ちくらみや動悸などを引き起こしやすい状態になっていますので、注意するようにしてください。
気逆のタイプの気を付けたほうが良いこと
気逆の方はエネルギーが逆流しています。
異常な気の流れを元に戻す為に、まずは生活リズムを整えましょう。
なるべく早く寝る事を心掛け、夜型生活の方は遅くても午前0時までに寝る様にしましょう。
そして酒やタバコを控えることを真っ先に心がけ、適度な運動は必要ですが、汗のかきすぎに注意しましょう。
また、冷たい飲み物は避けできるだけ温かい飲み物を飲むように心がけましょう。
最後に
現代人の生活は、上半身ばかり使う社会になってしまっています。
特に一日中パソコンに向き合って仕事をしなくてはいけなかったり、通勤中もスマホでメールのチェック、帰ったらテレビを見るなど、眼が休まることがありません。
そのため、眼を中心とする身体の上部に気は集まりがちです。
加えて、歩いたり、立ったりなど、下半身を使う機会が少なくなり、歩いてすぐの場所に行くにも車で移動することが多いと、下半身よりも上半身に気が集まりやすくなります。
気逆の原因は現代的な生活が大きく関わっているということを知っていなくては、症状を根本的に改善させることがしにくいというのが現状です。
そのため、自分でできることを行い、日頃の生活の中でも自分の身体をリセットする方法を学ぶことが必要となっていきます。
不惑の応急手当広め隊
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