出典 http://mukutore.jp/
むくみやすい
手足にしびれを感じる
車酔いしやすい
下痢しやすいもしくは便秘気味
汗をかきやすい
頭や体が重だるい
このような状態が続いている方、体内で水が停滞している可能性があります。
このようなようなタイプの人は東洋医学や漢方の世界では水毒というタイプに分類され、体内にある「水」の巡りが悪い状態です。
身体の水のめぐりが悪いと
トイレに行く回数が少ない(3~4回/1日)
汗をかきにくい
筋肉量が少ない
基礎体温が低い(36℃以下)
むくみやすい
などになりやすく、体内に余分な水分をため込んでいる可能性が高く、様々な不調がすでに起こっている人、もしくは不調が起こりやすくなります。
そこで今回は、東洋医学で血の巡りが悪い状態『水毒』とはどういう状態なのか?水毒の状態になったらどのように改善すればよいのかをご紹介します。
不調のタイプチェックリスト
不調にはタイプがあり、半数以上当てはまるものがタイプになります。
また、複数の不調タイプがある場合があります。
A 気のチェック①
1.体がだるい
2.気力がない
3.疲れやすい
4.食欲がない
5.食後に眠くなる
6.横になりたくなる
7.風邪をひきやすい
8.声が小さく、力がない
9.胃もたれしやすい
10.息切れしやすい
B 気のチェック②
1.冷えやのぼせがある
2.動悸がする
3.吐き気がする
4.咳き込み、顔が赤くなる
5.急に顔が赤く、熱くなる
6.急な頭痛に襲われる
7.急な腹痛に襲われる
8.手足に汗をかきやすい
9.焦燥感に襲われる
10.ゲップをよくする
C 気のチェック③
1.朝起きられない
2.気分が落ち込む
3.頭が重い感じ
4.のどのつまり感がある
5.胸がつかえる
6.お腹が張る
7.ガスが多い
8.残尿感がある
9.不安感が強い
D 血のチェック①
1.月経痛がひどい
2.眼の下にクマができやすい
3.肌がくすんでいる
4.鮫肌である
5.唇の色が悪い
6.アザができやすい
7.痔がある
8.生理前にニキビができる
9.手足が冷える
10.肩こりがひどい
E 血のチェック②
1.髪の毛が抜けやすい
2.顔色が青白い
3.皮膚が乾燥して荒れやすい
4.貧血になりやすい
5.爪が割れやすい
6.唇が乾燥する
7.目がかすむ
8.足がつりやすい
9.月経不順、血量が少ない
10.集中力がない
F 水のチェック
1.むくみやすい
2.体が重い感じ
3.関節痛があり、手足がしびれる
4.車酔いしやすい
5.めまいや立ちくらみがする
6.胃がむかむかして、嘔吐する
7.飲み物を飲むと、お腹がポチャポチャと音がする
8.鼻水が出やすい
9.下痢しやすい
10.のどが渇きやすい
Fの項目が一番多い人が水毒タイプ
不調のタイプは、大きく分けて下の6つのタイプがあります。
Aが多い人は「気虚(ききょ)」タイプ。エネルギー不足で、心も体も疲れ気味。
Bが多い人は「気逆(きぎゃく)」タイプ。エネルギーが下から上に逆流し、気の巡りが悪い状態。イライラしやすい。
Cが多い人は「気滞(きたい)」タイプ。気の量は十分にあるものの、うまく巡っていない状態。うつうつしたり、眠りの質が悪くなる。
Dが多い人は「瘀血(おけつ)」タイプ。血の量は十分あるものの、流れが滞っている状態。顔色が悪く、肩こり、月経痛などに。
Eが多い人は「血虚(けっきょ)」タイプ。血の量や質が低下している状態。立ちくらみやしびれ、動悸が起きたり、月経不順などに。
Fが多い人は「水毒(すいどく)」タイプ。体内で水の代謝が乱れ、水の一部が滞ったり不足している状態。目の乾燥やむくみ、めまい、便秘などに。
このように血のながれが停滞している人は水毒タイプといえます。
水の流れが停滞している状態とは
水の飲み過ぎ
下半身の筋力の低下
身体の冷え
このような原因で体内の水の流れが停滞します。
水分の摂取が美容や健康に良いと言われるのは、摂取した水分がきちんと排出されるのを前提と考えた場合です。
健康であれば、摂取した水分は体内を巡って体内毒と一緒に排出さるのですが、
その巡りが悪く体内に余分な水分が溜まってしまうと毒になってしまうのです。
そのような状態を東洋医学や漢方では『水毒』と呼んでいます。
水毒の特徴
水の循環が悪くなり、老廃物が溜まりやすい状態です。
新陳代謝が悪く余分な悪い水分や脂肪分老廃物が体内に溜まりやすい。
その為、体に溜まった老廃物が外に出ようとするためニキビ、吹き出物ができる、痰が出る、おりものが増える、軟便下痢になるなどの症状が出やすくなります。
水毒のタイプの気を付けたほうが良いこと
水はけが悪い状態なので、水分調整をし、胃腸を強くするものをとるようにしましょう。
脂っこい食べ物や甘い物、冷飲食は水の働きを悪くするので要注意です。
喉が渇いて、足がむくむといった、水の巡りが悪く、偏在することもあります。
おすすめの食材は、小豆、大豆、黒豆、黒米、ハト麦、山芋、昆布、わかめ、もずく、なまこ、あさり、ナス、きゅうり、春雨、きくらげ、きのこ類など。
最後に
水毒は水分の代謝が悪くなり、体内に水分が余分にたまってしまったり、必要なところに水分が行き渡らなかったり、水分バランスが悪くなっている状態です。
水毒は、体を内側からも外側からも冷やさず、足腰の筋力をアップして発汗するという、日々のちょっとした習慣で改善できます。
不惑の応急手当広め隊
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