出典 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/tvcm/
疲れてくると身体がかゆいと感じたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?
そのかゆみの正体は、実は「じんましん」かもしれません。
目次
かゆみの種類
疲れてくると体がかゆくなる原因はじんましんかもしれないといいましたが、かゆみは大きく分けて乾燥・虫刺され・皮膚のかゆみをともなう疾患があります。
乾燥によるかゆみ
かゆみの原因で多いのは乾燥です。
冬場以外でも乾燥の原因がありますので気を付ける必要があります。
肌のタイプ
皮膚のバリア機能が低下しやすい乾燥肌や、バリア機能が常に低下した状態の敏感肌は、刺激物質に影響されやすいものです。
髪の毛先が顔に触れたり、下着による皮膚の圧迫などのちょっとした刺激でもかゆみが起こることがあります。
加齢による皮膚の乾燥
年齢が上がると、皮膚の老化によって皮脂腺や汗腺の働きが低下し、皮膚の保湿力が失われて乾燥しやすくなります。
環境による乾燥
高温多湿の環境は汗が出やすくなります。
汗の量が増えていくと、皮膚にある汗の通り道や出口が詰まり、汗が体の外に排出されず周辺の組織を刺激してかゆみや炎症反応が起きることがあります。
逆に、冬の低温乾燥の環境は、皮膚から皮脂や水分を奪い、かゆみを引き起こします。高齢者の皮膚のかゆみの、最も多い原因といわれています。
虫さされ
蚊(か)、ノミ、ダニ、ブユ(地域によってはブヨ、ブト)、ケムシなどの昆虫に皮膚を刺され、毒性のある物質が体の中に入ることで、腫れやかゆみが起きます。
皮膚のかゆみをともなう疾患
いわゆるアトピー性皮膚炎や水虫・あせも、じんましんもこちらに入ります。
必ず皮膚科で診断を受けるようにしてください。
アトピー性皮膚炎
ハウスダストや食べ物などの原因物質によって引き起こされるアレルギー疾患です。
乳幼児期では、顔や頭、耳などの皮膚がジクジクして赤く腫れ、小児期以降では皮膚がカサカサに乾き、硬くなります。
強いかゆみをともなうため、かくことで細菌に感染して悪化することがあります。
思春期ごろに治まる人が多いのですが、成人以降も続くと慢性化することがあります。
接触性皮膚炎(かぶれ)
特定の物質に触れたことで起こる皮膚炎のことです。
赤ちゃんのいる家庭では一番身近なのが、オムツかぶれです。
これは尿や便のアンモニアが原因となる刺激性接触性皮膚炎で、触れてから数時間後に炎症を起こします。
貴金属や化粧品、うるしやぎんなんなど植物に触れることで、接触しなかった部位も含めて皮膚が赤くなり、ブツブツや水疱ができたりするもので、かゆみの強いものと、ないものがあります。
水虫
カビの一種である白癬菌が足の裏や手について感染すると水虫、体の表面や頭皮などに入りこみ感染すると白癬症と呼ばれます。
とくにかゆみが強いのは、足の裏と体の感染です。足の裏では小さな水泡ができたり、指と指の間が赤くなり、皮がむけ白くふやけます。
あせも
汗腺の出口が詰まり、汗腺の出口とその周辺に汗が溜まって起きる炎症です。
多くは赤みを帯びた小さな発疹ができます。汗をかきやすい額やわきの下、ひじや膝の裏側に多くみられます。
じんましんとは
皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると消えてしまう発疹を“じんましん”といいます。
数センチの虫刺されのようなものから地図状に広がる大きいものまで、発症する箇所や大きさ、かゆみの期間などにも個人差があります。
じんましんの原因
「特定の刺激が原因のタイプ」と、「原因不明のタイプ」に大別されます。
特定の刺激が原因のタイプ
食べ物による原因
えび・蟹などの甲殻類、青魚などの魚介類、牛乳・チーズなどの乳製品、穀類、卵、食品添加物、豚肉などの肉類。(小麦、ソバ、乳製品、卵、落花生は、五大アレルギー成分といわれています。)
乳製品や肉・魚・卵などに含まれる動物性のタンパク質や、油などはすぐにカラダの外に排出されにくいものです。
普段食べているときはなんともなくても、その日の体調が優れなかったり、疲れていたりするとアレルギーとして反応することもあります。
その他の原因
犬猫などの動物・金属などの接触・薬の副作用・寒暖差・太陽光や汗などでも起こる場合があります
原因不明のタイプ
じんましんの7割は原因不明といわれていますが、ストレスが原因であることが多いといわれています。
そして、疲れると身体がかゆくなるのはストレスが原因のじんましんです。
精神的な原因
人の身体は本来、毒素が溜まったときに発汗や排泄で身体の外に出そうとする機能が備わっています。
その機能がうまく働かない時に皮膚疾患として症状があらわれやすくなります。
ストレスもカラダの毒素のひとつと考えられます。
じんましんが現れると多くの場合、強いかゆみを伴います。
じんましんが出たら
じんましんが出たら入浴を避け、患部を冷やすといいでしょう(ただし、寒冷刺激によるじんましんの場合は避けて下さい)。
また、かゆみが出た直前の行動が食後、動物を触った、寒い場所に出た(寒冷じんましん)などじんましんの原因になるものであれば原因を除去しましょう。
衣類などによるまさつや圧迫の刺激を与えないよう注意し、ゆったりと安静に過ごして下さい。
かゆみを早期に抑えることで心理的なストレスも軽くなり、かき壊しを防ぐことができます。
かき壊してしまった場合には、医師の診察を受け、抗生物質が配合されたステロイド外用剤を用いて、炎症と細菌の増殖を抑えましょう。
かき壊し以外にも、じんましんが広範囲の場合は医師の診療を受けてください。
また、じんましんだけでなく、まぶたや唇の腫れ、呼吸困難を伴う場合は危険な状態の恐れがありますので、すぐに医療機関を受診して下さい。
出典 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/tvcm/
じんましんに効くツボ
じんましんが出たら、医師の診察を受けて薬を塗るのが一番ですが、医師の診察をうけるまでにかゆみを押さえるためのツボがあります。
「臂臑」(ひじゅ)
出典 https://www.tsubomaster.com/
場所は腕をあげると肩関節のところに2つの窪みが現れます
その前方の窪みから指4本のところにあります。
効果
肩関節の動きを改善する。腸の働きと肌をととのえる
「臂臑」は子供の皮膚病によるかゆみにも効きます。5~10分間隔で数回押してください
治痒穴(じようけつ)
出典http://hadaaren.com/hadaarekaizen/kayumi/
ツボの場所は、脇の下の高さの線と肩の一番尖った骨から垂直に下ろした線が交差するあたりで、押すとジーンと痛むところです。
痒みがあるときに、ジーンとするまで、指で圧迫してみてください。
最後に
かゆみの応急手当で一番大切なことは原因を明らかにすることです。
原因不明だと思っていたじんましんは実はストレス、精神的な原因が多いのです。
また今回ご紹介したツボはあくまでも応急手当ですので皮膚科の診断を受けるようにしてください。
出典 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/tvcm/
不惑の応急手当広め隊
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