AEDとは、電気ショックによる処置を必要とする心臓の異常なリズムを検知し、電気ショックを与えて、心臓が本来持っているリズムに回復させるための機械です。
AEDには複数の種類があり、機種によって若干の違いがあります。
意外とAEDには種類があるというのを知らない方も多いのではないでしょうか?
AEDの使い方は簡単ですが、いざAEDを使うとなると気が動転してしまうということが考えられます。
そこで、今回はいざというときに慌てないようにAEDの機種によってのAEDの使い方の違い 電源の入れ方と、電極パッドの形状 徹底解説していきます。
AEDの使い方
AEDの使い方は3ステップと簡単です。
音声ガイドに従って操作しましょう
➀電源を入れる
➁電極パッドを素肌に貼る
➂ショックボタンを押す
このように、手順も少なく、音声ガイダンスで説明が入るため誰でも簡単に使えるようになっています。
しかし、機種によって多少違うところもあるため、いざというときに対応できるように使い方の違いを知っておきましょう。
AEDの使い方の違い
機種によって操作が若干違っている部分は、電源の入れ方と、電極パッドの2点です。
この2点を知っておくだけで、どんなAEDも慌てずに使うことができます。
電源の入れ方の違い
AEDは、電源を入れて、音声ガイダンスに従っていれば正しく使用することができます。
AEDには電源ボタンを押すタイプ、ふたを開けるとスイッチが入るタイプの2タイプのAEDがあります。
電源ボタンを押す タイプ
電源ボタンが主にAEDの表面にありますので押して電源をいれます。
むやみに電源が入らないように、少し長めに強く押さないと電源が入らない事があります。




ふたを開ける タイプ
電源スイッチを右方向へスライドさせるとカートリッジカバーが開き、スイッチが入ったり、ふたを開けると自動的に電源が入るタイプがあります。
このタイプはAEDの表面が蓋のようになっていて、その中に電極パッドがしまわれています。



電極パッドの違い
電極パッドの違いとしては、形状の違い、未就学児用の違い、電極パッドの取り出し方法の違いの3つがあります。
形状の違い
ほとんどのAEDは、電極パッドは2枚に分かれていて、それを右胸の上側と左脇腹に貼ります。
しかし、電極パッドが1つに繋がっているタイプもあります。


未就学児用パッドの違い
未就学児に対しては、未就学児用パッドを張り替えるタイプ、小児キーを使うことによって成人と未就学児を切り替えることができるタイプ、切り替えスイッチで成人と未就学児を切り替えて使用するタイプがあります。


https://youtu.be/owfWLt6JvtE

電極パッドの取り出し方の違い
電極パッドの取り出し方にも違いがあります。
袋をやぶいて電極パッドを取り出すタイプ、ケースから台紙を取り出し、台紙から剥がすタイプ、
ハンドルを引いてパッドを取り出すタイプ、
パッドと書かれた緑のつまみを引っ張り、袋を取り出すタイプ、
電源スイッチをスライドさせることで表れる、パッドカートリッジから剥がすタイプ
など多彩です。


仕様・各部名称(HDF-3500)|オムロン AED(自動体外式除細動器)|オムロン ヘルスケア (omron.co.jp)

https://www.aed-rescue.com/products/use.html
最後に
いかがでしたでしょうか?
初めて見たAEDもあるのではないでしょうかあるのではないでしょうか
AEDの使い方は簡単ですが、いざAEDを使うとなると気が動転してしまうということが考えられます。
いざというときに慌てないように、 AEDの使い方の違い 電源の入れ方と、電極パッドの形状 を知っておきましょう。
AEDの種類に関してはこちらの記事もご覧ください。


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