『誰か来て下さい』倒れているひとがいたら力を合わせて救助する方法 徹底解説

「誰か来てください」
「あなたは119番通報お願いいたします。」

「そこのあなたはAEDをもってきてください。」

 

突然、人が倒れた、出血している、手足が変形しているなど、どうしても冷静さを失いがちです。

ましてや周りに誰もいないとなるとどうしてよいのかわからなくなります。

ですので、周囲に知らせ、助けを呼ぶことが重要です。

 

しかし、助けに行くというのはとても勇気がいることです。

 

実際に、駅等でひとが倒れていても助けにいけないということがほとんどだと思います。

誰かが手を差し伸べればその人は助かるのに、なぜ周囲のだれもが傍観を決め込んでしまうのでしょうか。

 

実は助けにいけない行動は傍観者効果と呼ばれる心理効果のせいなのです。

そこで今回は、傍観者効果を通して誰かが倒れたときに行動すべきポイントについて解説していきます。

 

 

傍観者効果とは


傍観者効果とは、他人の緊急事態に対して行動をしない心理効果の事を指します。

この傍観者効果が発生してしまう原因は次の通りです。

 

事態の緊急性がわからない

周りのひとが気にしていない

自分の責任ではないと考えてしまう

責任の対処法がわからない

行動の結果を懸念してしまう

 

 

事態の緊急性がわからない


例えば、駅で倒れているひとがいたとします。

「ちょっと疲れて座ってるのかもしれない」

「酔っぱらいだから放っておこう。」
などと考えて素通りしてしまう。

 

この心理状態が傍観者効果です。

見た目だけで、緊急性を判断するのはとても難しいといえます。

目に入った出来事が緊急の事態だと判断できない場合に、放っておいても大丈夫だろうと決めてしまいます。

 

周りのひとが気にしていない


駅でうずくまっている人に誰かが声をかけていた場合、何か緊急の事態があったと考えます。

しかし、誰も声をかけずに素通りしていると、たいしたことではないんだなと考えてしまうものです。

これを多元性無知といいます。

 

自分の責任ではないと考えてしまう


皆が通り過ぎる多元性無知とは逆に、周囲に大勢の人がいても、傍観者効果が起こります。
「これだけ人がいるのだからだれかが代わりにやってくれるかもしれない」
と、責任の拡散による傍観者効果が発動しやすくなります

 

事態の対処法がわからない


たとえば駅で倒れていた人が血を流していたとします。

この場合、119番通報や駅員さんを呼ぶなどすべきことが頭にしっかりと入っている人であれば即座に行動に移せます。

しかし、対処法が頭に入っていないひとはパニックに陥ってしまう可能性が高いのです。

対処法がわからないなら最初から声をかけないといった傍観者効果が起こります。

相手の反応が気になる


勇気を出して声をかけても、「放っておいて」のように、誰かを助けようとして行動した結果、ネガティブな評価を受けるかもしれないと考えてしまうのも原因のひとつです。

自分の行動の結果が悪いものになってしまうことを恐れて、行動を起こさないことも傍観者効果の大きな要因になります。

 

 

傍観者効果を防ぐ方法


このように、傍観者効果は、「緊急かどうか判断できない」「誰かが対応しているかもしれない」「助け方がわからない」などが原因で起こります。

 

そのため、助けを呼ぶ際は、緊急性具体的な対処法を伝えることで、周りの人たちを傍観者にしないようにしましょう。

また、自分が普段から緊急事態に対する対策を意識することで、傍観者になってしまうことを防ぐことができま。

 

倒れているひとを発見したら


人が倒れていたら、まず周りの安全を確認して、倒れている人に近づき全身を確認します。
傷病者の意識を確認して、意識が無ければ119番通報とAEDの要請をします。
呼吸を確認して、普段通りの呼吸が無ければ心臓マッサージをします。
AEDが到着したらAEDを持ってきてくれた人に心肺蘇生法を交代してもらいAEDを使います。

 

この心肺蘇生法のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

助かる可能性を高める!心肺蘇生法のやり方徹底解説

医師や救急車が到着するまでの間に、どんな対応ができたかが、病気やケガの経過に左右します。

しかし、助けている人とAEDを使用している人以外はどうしたらよいのでしょう?

119番通報してあれば、できることはもうないと考えてしまう方も多いのではないでしょうか?

実はAEDや119番通報以外にも、助けるために行えることがあります。

 

 

119番通報以外にもできること


ここでは3人集まったとして説明をします。


・Aさん(第一発見者もしくは最初に救助にあたった人)


・Bさん(AEDの依頼を受けた人)


・Cさん(119番通報の依頼を受けた人)

 

Aさん・・・


心肺蘇生法、止血等の手当

傷病者の観察、声かけ

脈や呼吸、顔色などの チェック

必要機材などの要請、指示

 

Bさん・・・


AEDのセット、心肺蘇生法を交代する

傷病者の観察、声かけ

脈、呼吸、顔色などのチェック

 

Cさん・・・


119番通報をしてからの状況メモ

手当の補助
毛布やパーティションを使用して傷病者を見せないようにするなど
周りの人を落ち着かせる
二次事故の防止

救急隊の誘導

 

他にも


傷病者の保険証や診察券の準備

普段飲んでいる薬やお薬手帳の準備

荷物の準備
靴、上着などの準備
傷病者の個人情報の収集
家族への連絡

 

他に責任者、管理者がいる場合の連絡

 

ご家族が到着していないときはいずれかの人が救急車に同乗することになります。

ざっとあげるだけでもこれだけあります。

また、手当をしている側は心身ともに疲れますので、手当を交代することでより確実に傷病者を助けることにつながります。

 

119番通報をした後に行うことに関しては、こちらの記事も参考にしてください。

 

最後に


傍観者効果は緊急時で発動しやすく、誰もがその影響を受けてしまう可能性があります。

しかし、傍観者効果の対処法である、緊急性を伝えること、具体的な対処法を伝えることで、傍観者効果を最小限におさえることはできます。

倒れているひとがいてどのような処置をしてよいかわからない場合は#7119に連絡する方法もあります。

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