出典 https://inoti-aed.com/find-the-crisis/
街で人が、苦しんでいたり、倒れていても周りの多くの人に気づかれないということが多くあります。
心停止から1分で約10%助かる可能性が下がってしまいます。
呼吸停止から10分で死亡率が50%になってしまいます。
苦しんでいる人をいち早く、見つけて助けましょう。
そこで今回は、AEDガイドで紹介されていた街中の200人の中から、倒れた人、苦しんでいる人を見つけて助けよう!をご紹介します。
5人の倒れている人、苦しんでいる人を探せ!
制限時間は心臓停止してから死亡率が50%になってしまう3分以内に5人を発見してください。
見つかったでしょうか?
一人一人見てみましょう。
心停止の予防
心停止につながる病気の初期症状かもしれません。
周囲の安全を確認してから声をかけて、すばやく救急車を呼ぶことが大事です。
また、道路の真ん中は危険です、安全な位置に運んだり、誘導しましょう。
窒息の対応
喉を詰まらせて、窒息した場合のサインが、首に手をあてる「チョークサイン」です。
ポイントは窒息に気付くこと。すぐに声をかけて、異物の除去を行いましょう。
意識がなくなったり、正常な呼吸でなくなったら心肺蘇生を始めましょう。
異性への配慮
人命第一ですが、可能であれば人垣などで処置が見えないように工夫をしましょう。
また、AEDを使ってセクハラ(痴漢)になるのはデマです、ためらわないで行動しましょう。
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幼児・小児の対応
小児に対する心肺蘇生法も基本的には変わりませんが圧迫の強さなど多少違ってきます。
胸骨圧迫を小児へ行う場合、胸の3分の1の深さまで押します。
未就学児へのAEDは、小児モード及び小児用パッドを使います。
小児用モードやパッドがない場合は成人用パッドでも可能です。
早期対応
意識がない人や、倒れた人を発見したら、「心停止かも?」と疑うことが大事です。
すぐに呼吸の確認をして、胸骨圧迫を開始しよう。いざという時のために、一次救命処置の手順を覚えておきましょう。
最後に
全員見つけることができたでしょうか?
それぞれの死亡率が50%になるのは、
心臓が停止してから3分が経過したとき、
呼吸が停止してから10分が経過したとき、
多量出血してから30分が経過したとき、
それまでに救命措置をしなければ助かる率は非常に低くなるというわけです。
心臓停止した場合には現場に居合わせた人が早急に心肺蘇生法を実施することが必要不可欠になってきます。
そのために、一番重要なのは早めに倒れている人、苦しんでいる人に気づくことです。
不惑の応急手当広め隊
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